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極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

園長の紹介 このページでは園長についてQ and A 方式で取り上げています。

自慢のニコライと・・・

自己紹介

  • 氏名:平出 茂樹
  • 1965年長野県生まれ。
  • 最終学歴:東海大学工学部卒。当時、神奈川県秦野市に住んでいました。
  • 以前の職業:機械設計。当時横浜市緑区に住んでいました。
  • 以上、神奈川県民暦:約11年。
  • 植物栽培暦:約40年。小さい頃からやってました。ストレリチア栽培歴は約30年、だいぶ分かってきましたが、まだ分からないことが多い・・・?
  • ストレリチア栽培の目的:育種、栽培技術の確立等。ほぼ毎年交配を行っています。花色についてはもう少し検証が必要です。栽培については何も参考にしなくても対処出来るところまで来ている。

セロームの花

ストレリチア以外の得意植物 ・・・消去法の賜物

  • 君子蘭、モンステラ、フィロデンドロン・セローム等の観葉植物、アロエ、シクラメン、蓮、睡蓮等水生植物全般、夜香木、レモン、水稲、ジャンボニンニク、トマト、大根、蕪、スイートコーン等の野菜。他にも幾つか・・・。  
    • 君子蘭は丈夫だったため結果として生き残った。モンステラはやはり丈夫で生き残った。アロエも同様。
    • シクラメンは気候が合ったため生き残った。
    • 水生植物は元々好きな植物だった。
    • 夜香木は大きな木になると、ご近所まで香りが漂っていくほど強い香りに惹かれた。
    • ジャンボニンニクは全部収穫したつもりでも必ず残っていて毎年出てくる。よって結果として残った。
    • 水稲は元々日本の気候風土に合っている。よって、春に植えさえすれば、秋に収穫出来る。
    • レモンはたまたま挿し木しておいたものが、良く育ち結実した。この出来事以来、スーパーでレモンを買うことがなくなった。果物屋でも買ってません・・・。
    • トマトは元々好きな野菜だった。
    • 大根は種苗メーカーの種子品質向上の影響が大きかった。
    • 蕪は夏播きにしては害虫被害が少ないことから良く出来た。
    • スイートコーンは多肥で追い込めば立派なものが収穫出来る。

    ※結局、得意というよりは、単にその植物が丈夫なだけ・・・と言う問題があるかもしれません。

  • 写真は観葉植物で有名なフィロデンドロン・セロームです。白く見えるのは花です。モンステラの花に似ていますが、仏炎苞 の外側が緑色をしている。残念ながら種子は実らなかった。育て始めてから3~4年で開花しました。花が咲いたのはこの年と翌年の2回だけで木が大きくなっても咲かないのが謎です。

no image

ストレリチア以外にハウスに植わっているもの

  • タマシダ:ストレリチアの花が多く切れる様になるまで、切り葉としてどうか摸索していたもの。現在では雑草に近い。しかし、品質が良さそうなので本気でやっても良いかもしれません。
  • モンステラ(青葉、斑入り葉):これもタマシダと同様で葉物として様子を見ていたもの。これは観葉植物として売った方が良いかもしれません。
  • クンシラン(橙色、黄色):以前自宅で栽培していたものを緊急避難的に持ってきたものが根付いた。意外にも遮光無しでよく育っている。
  • カラー(白色、黄色):これは園長のガーデニングネタの一つ。本当は寒冷地の路地で栽培したいもの。

ストレリチア以外で、花だけで一つ選ぶなら・・・?

花蓮:写真は私が咲かせた蜀紅蓮(しょくこうれん)という有名な品種です。中型で容器でも栽培し易い。花はピンク系の中では比較的濃い色で、サイズも比較的大きい。夏の暑い時期によく咲かせる。近年マスコミにも取り上げられることが多くなった大賀蓮よりはよっぽどきれいなんですが、一般の方には美しさよりも、由緒の方に関心が行ってしまっているところが残念。よーく見ていると花の上にお釈迦様が・・・いません!!

木で一つ選ぶなら・・・?

椰子の木:一級観葉植物でもある。熱帯情緒あふれるところが魅力。我が家にも育て始めて10年の広葉ケンチャヤシがありましたが成長点が腐って(ストレリチアの芯腐れの様な症状で)枯れました。・・・残念!ちなみにストレリチアの有茎種と椰子の形態は似ている。最初は葉数が増えると共に茎が太くなり、後に上に伸び始める。他に年輪が無い等。

 

※厳密には椰子は木ではありませんが、草でも無いので挙げました。

花以外で水性植物を一つ選ぶなら・・・?

河骨:薄く柔らかい水中葉が優雅できれいなこと。これを水槽で長期栽培するのはこつがいります。

おもしろい植物を一つ選ぶなら・・・?

食虫植物:暖地にいる大きなゴキブリを捕らえるハエトリソウ、小型ネズミを捕らえる位大きなモウセンゴケ又はサラセニア等が出来たらおもしろい。もし、本当に出来たなら、名前を変えなければなりません。ゴキブリトリソウ(取りそう)とか、ネズミトリソウとか・・・。

 

(1)花の様子

(2)未熟果

(3)ユーチャリス

興味のある植物を一つ選ぶなら・・・?

花の香りの良いもの。最近気に入っているものは、Cyphomandra betaceae(1)(2)で、 ‘’Tree tomato‘’:トマトの木、‘’Tamarillo‘’:タマリロと呼ばれている本来は熱帯果樹扱いです。今まで経験した中で一番好みに合うかもしれません。次がトキワレンゲ、レモンの木も良い香り・・・。一つじゃなかった・・・。

(3)は私が咲かせたユーチャリス、別名アマゾンリリーです。アマリリスに似た球根から大きな葉を数枚付ける。確かこの花も香りがあったように思います。草そのものは比較的良く育てられるのですが、花がなかなか咲かなかったのを覚えています。性質的には葉焼けしやすく、氷点下の冷え込みで容易に枯れてしまう。

遮光下に置いてある植物を、寒さが予想されるときに取り込むことは気づきにくく、それで何回枯らしたことか・・・。

観葉植物の中から一つ選ぶなら・・・?

モンステラ:写真は私が咲かせたもの。これは最初に育て始めたモンステラです。鉢植えで開花しています。草丈が小さくても開花する。この後果実が実った。この株から取った種子が今の親株になっています。熱帯植物にしては根性(耐寒性)がある。寒さで葉がやられても茎は生きていて、春になれば育ち始める。他の熱帯植物はこう言う所を見習って欲しい。他には温帯植物では考えられない様な変わった葉。比較的乾燥にも強い。花も咲く。実が食べられる等。開花や果実の熟す時期に決まったリズムがあるところが他の熱帯植物とは違うと思わせる。

熱帯植物を一つ選ぶなら・・・?

ヘリコニア:写真は私が咲かせたもの。これはたった一芽の小苗から育てたヘリコニア・ロストラータです。ヘリコニアの中では良く見かける品種です。赤色の苞で先端が黄色になる花が、ぶら下がる様に咲き進みます。そのコントラストはまさに熱帯植物。姿、形、花の形色等全てが熱帯植物のイメージそのもの。最初の開花まで4年位掛かりました。ストレリチアとは異なり一旦花を咲かせるとそれ以降年中咲いていること。またちょっと寒さに遭っただけで枯れてしまうところなどは熱帯植物らしい・・・?!

日本の植物を一つ選ぶなら・・・?

椿:写真がそれです。この頃は鉢植えにしています。多くの種子を蒔いて、多くの苗が得られたのですが、徐々に数が減っていき、だめかと思わせましたが、何とか開花にこぎ着けました。性質は耐寒性が強く、日照条件の悪いところでも良く生育し花を付けるところがすばらしい。我が家の入り口に実生から育てた赤の藪があります。花は普通です。これは以前秦野市に住んでいた頃、平塚市のとある小公園に植わっていた藪椿の種子を拾ってきて播いたものです。

球根植物を一つ選ぶなら・・・?

百合、写真はカサブランカ。これは私が若かったころ咲かせたものです。当時は球根が高く大変でした。病害虫も多いので健康に育てるのに苦労しました。最初の2年位は何とか咲かせられますが、それ以上になると徐々に無くなります。姿、形、花の香り、色、日本が誇る代表選手。今は改良品種よりも、日本のヤマユリやたもとゆり、さくゆり等の方が気に入っている、百合以外ではシクラメン、カラー等。

多肉植物で一つ選ぶなら・・・?

アロエ:ストレリチアと原産地が同じため、同じハウスで栽培できる。地植なら何もしなくても生きている。時期が来ると、花が咲く。用途は色々。以前、木立アロエの小さな鉢植えを地に下ろしたらあっと言う間に伊豆半島で見た様な大きな藪になってしまって・・・。これを全て消費するほど怪我もしないし、困ったものです。今はサンゴアロエに軸足を移しています。

果樹で一つ選ぶなら・・・?

西洋梨:甘さ、酸味、香り、三拍子揃い文句無し。過去には我が家にも、ラ・フランスやシルバーベルという品種がありましたが、害虫が付きやすいのが玉に瑕。何度か収穫出来たものの、結局無農薬栽培では木を維持出来ませんでした。残念!

熱帯果樹で一つ選ぶなら・・・?

チェリモヤ:世界の三大果物の一つ。日本の果物には無いおいしさ。カスタードクリームの様な・・・。実際に育てたこともありますが、耐寒性はありません。果実を成らすほど大きな木を維持することを考えたら、それほどの情熱は無くあきらめました。また単に育てることで選ぶならバナナか。ストレリチアに近いから比較的簡単。以前、中国原産の種有りの小型種を育てていたことがあります。

野菜で一つ選ぶなら・・・?

:トマト、かぼちゃ、スイートコーン・・・決められない。

難しい野菜を一つ選ぶなら・・・?

ネットメロン:連作が出来ず、雨が掛かればうどん粉病が付き、雨よけハウスではハダニが付き、肥料をやり過ぎると実が付かず、控えすぎる過ぎると小玉になってしまって・・・。ただ、その果実の種子を蒔けば大体同じものが出来、種苗費が掛からないのが救いか。

日本が誇れる植物を一つ選ぶなら・・・?

盆栽:今更私が言うことは無し。他には菊、洋蘭、縄文杉等か・・・。

植物の良いところは?

文句を言わない。嘘をつかない。裏切らない。その他、今の言葉で言えば癒し系と言うことか・・・。他には気に入らなければ処分できること。

園芸の醍醐味は?

種から育てること。:大きくなるまでのプロセスがおもしろい。種子の色形から将来の姿を想像しながら播いて、育てて、予想もしなかった様な花が咲いた時の喜びは大きいはず。今の人は完成しているものを求める傾向がある。特に植物に関心の低い人は・・・。

植物を手懸けていて喜びを感じる時は?

種子を得られた時。:園芸を始めた当初は「希望の品種の種苗を手に入れた時」でした。その後「開花した時」、野菜や果樹だったら「収穫した時」に変わり、その後に「初めてつぼみを出した時」に変わり、後に「初めて花芽を付けた時」に変わり、後に「播種後、苗を得られた時」に変わり、後に実生で「発芽した時」に変わり、現在は「良さそうな種子が得られた時」になりました。「結果」から「原点」に戻った感じです。

ストレリチアを本格的に始めた理由は?

思い道理に行かないから。:一般的な植物では、ある程度うまく行き出すと、その先を悟ってしまいます。そうなると面白くなくなる。それで飽きるのです。しかし、ストレリチアは、良い土に植えても、良い肥料を与えても、良い環境に置いてもすぐに大きくは変わらない。変わらないのなら何とか変えようと考えます。それで土でも肥料でも条件を変えてやってみる。その結果、少し良くなったとする。それで他にも条件を変えて行えば更に良くなるのではと考えて実行する。そうするとまた少し良くなったり、変わらなかったり、場合によっては失敗し、それでまた検証して何らかの条件で実行する。以降その繰り返し。その結果、以前より良い状態に近づいたり、方向ややり方等を間違えるとうまく行かなかったりと、小さな成功と失敗を経験しているうちに手探り状態だったものに道筋が見えてくる。そこに引き込まれる。他の世界で例えるなら、先の分からない航海の舵取りを任された様な感じです。その他には自分自身との相性、何となくうまくいきそうだと思ったから。実はこの辺が一番重要かもしれません。実際にやっていて他の植物よりも面白い。

※人間と植物とは相性があります。人間関係と同じだと考えます。

ストレリチアの難しいところは?

品種改良と優良株の入手:花色は橙色、黄色以外は難しい。自分の代では無理かも・・・。性質の丈夫さが変わったものが出にくい原因の一つかもしれません。また、ストレリチアは、研究が遅れていて優良種と呼ばれるものが少ない。自分の育てている在来系統が優良株と思っている人がいるかもしれません。

ストレリチアの上手な育て方

感謝の気持ちを持つこと。:決して自分の力でストレリチアをねじ伏せようなどと考えてはなりません。「王妃の身の回りのお世話を任せて頂いてありがとうございます。」と言う感謝の気持ちを持つことです。(考え方の話です。)

ストレリチアの良いところは?

主役になる花である。:この花を切って花瓶に挿しておけば他に何もいらない。花がきりっとしていてプライドが高く、他を寄せ付けない迫力がある。中途半端な花を添えると、その花の方が劣って見えてしまう。脇役ではないことが重要です。その他、性質が丈夫でなかなか枯れないところ。私の様な「ずぼら栽培家」向き。通常の園芸とは逆の考え方で、ストレリチアを枯らそうとします。つまり、水を与えないとか、大量に肥料を与えるとか、除草剤をかけるとか・・・。なかなか枯れません。他には堂々として花が無くても草姿は見栄えがすること等。

ストレリチアとは?

恋人か・・・:鈴木勇太郎さんは「自分自身の投影」だとおっしゃっていましたが、私は今のところ恋人です。将来的には「恋人」→「投影」にならなければならない。つまり自分自身の魂が入ったような花を作出しなければならない。

鉢植えジャンセア

ジャンセアとは?

手の掛からないお客様!!

種から育て始めた当初は、出来るだけ短期間で花を咲かせようと張り切っていましたが、後にその気持ちは徐々に薄れて行きました。それ位大きく変わらない、毎日見ていても変化が感じられない。よって、必要最低限の面倒だけ見てやれば良い。夏場の半年位経過してから振り返って見て育ったかどうか判断するタイプの植物です。

写真は南アフリカ自生株から取った種子の実生による開花株です。この大きさで約10年掛かっている・・・が手は掛かっていない。

ちなみに現在は、実生後、鉢植え栽培で7年位で開花に持って行くことが出来ます。真面目にやればもう少し早いかもしれません。

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