優良系統レギネー種、開花傾向
1,株の大きさ別開花傾向
このグラフは優良系統レギネー種の月別開花傾向を示したもの。
レギネー種の橙色花の場合、初めて開花する株や開花し始めて間もない若い株は8月頃から咲き始めるが、年数の経った大株は10月~11月頃から咲き始める株が多くなる。そして翌年の5月から6月頃まで咲き続ける。開花のピークは秋の10月~11月と、春の4月~5月と、2回あり、大きな株ほど春の開花数が多い。
真冬の気温の低い時期は開花数が少なくなる。真夏は開花休止期。
レギネー種黄花もほぼ橙色花と同様。当然これも個体差でその範囲外の個体も見られる。
寒冷地黄花とは寒冷地栽培の黄花を指す。こちらは秋の開花が少なく、春の開花が極端に多い傾向を示す。当初は秋に開花する花芽が低温で開花を遅らせると見ていたが、現時点では株の開花型で遅咲きだと判明した。
ストレリチアは花期が長いのが特徴だが、一つの株が長期間咲き続けるということは少なく、幾つかあれば個体差により長期間咲いていると言う事。開花パターンは前期型、中期型、後期型、分散型等色々ある。下図参照。
※沖縄県や年平均気温の高い亜熱帯地域ではこのグラフとは一致しません。開花数は栽培環境によって増減します。この中で開花始め株、若い株、寒冷地黄花は実測数ではなくおよその傾向を示したもの。表左の本数の数字は無視する。