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極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

ストレリチア栽培向け鉢 このページではストレリチア栽培に向いた鉢を取り上げています。

ストレリチア栽培向け鉢各種

1,長鉢(懸崖鉢)

8号長鉢

写真はプラスチック製8号長鉢。色は白、紺等がある。

以前はシンビジュームや背の高い観葉植物で良く用いられていた。鉢の直径に比べて高さがあるので、根の発達する植物に都合が良い。

ストレリチアの場合は使い捨てと考える。つまり植え替えのきっかけが、鉢が割れた時であるため。その様な事情で、あまり高価な鉢は無駄になってしまう。

参考価格:8号で650円前後。購入先:園芸店、ホームセンター等。

※最近の鉢はサイズを、内径ではなく、外径で表示しているので購入時サイズを測ってからの方が確実。

2,丸プランター

38型丸プランター

メーカー表示サイズ:38型、内径:32cm、内側高さ:30cm位。

最近出回っているものの中で気に入っている鉢の一つ。実際の使用感覚は思っていたより長持ちしそう。植物を植えた状態で持ち上げても比較的しっかりとしている。また、長鉢よりテーパーがきついため、(上側直径と鉢底直径の差が大きいため)根が極端に回っていなければ、鉢を壊さずに取り出すことが可能なことが多い。

直径に対し高さはそれほど無いが、容量は大きいため、ストレリチアに使用しても問題無い。

参考価格:38型で600円前後。購入先:園芸店、ホームセンター等。

3,駄温鉢

8号駄温鉢

プラ鉢が出回るまでは、植木鉢と言えばこの鉢。上薬を掛けない肌は水分を通すため、根腐れを起こしにくく、根の発達に寄与すると言われていた。同じ大きさであれば、プラスチック製長鉢よりは安価。

焼き物のため、割れやすいことと重いことが欠点。

ストレリチア栽培では苗から開花株まで使用出来る。また、開花株では一回限りになるが、実生では繰り返し使え、プラ鉢のように劣化しないので、かえって経済的。

参考価格:8号で600円前後。購入先:園芸店、ホームセンター等。

4,標準型プラスチック鉢

5号プラ鉢

こちらは高さが標準的なプラスチック製鉢です。用途を問わず、幅広く使われている。ストレリチアでも苗から開花株まで使用することが出来る。長鉢、駄温鉢等より安価なため経済的。

構造が薄いため、長持ちはしない。それでも乱暴に扱わなければ、数年は耐える。

参考価格:5号で50円~70円。素材による値幅が広い。購入先:園芸店、ホームセンター等。

※苗の養成等、割り切った使い方に適す。

5,果樹用大型鉢

80型鉢

本来は果樹を栽培するためのもの。しかし、一般的なプラ鉢と比べて耐候性、強度、柔軟性に優れ長期間使用出来る。開花株の大株や、水はけの悪い場所でどうしても地植え出来ない場合この様な大鉢植えと言った手段がある。

大きさの割には値段が安い。写真鉢のサイズは80L型で、大きさは内径:55cm、高さ47.5cm。尚、サイズは容量別に数種類ある。

容量が大きいため、一旦植えた後、手作業で移動することは難しくなる。

参考価格:80L型で2,300円前後。購入先:園芸店、ホームセンター等。

※値段の安いものは長持ちしません。

6,ふさわしくない鉢・・・平鉢

6号平鉢

参考価格:6号で200円前後。購入先:園芸店、ホームセンター等。

ストレリチアの性質上、十分な容量の無い鉢は適さない。ただ、実生で最初の数ヶ月間のみ育てるのであれば使用出来る。

その他、ふさわしくない鉢:スリット鉢

最近、鉢側面下部に細い切れ込みの入った鉢が市販されていて、根が渦巻き状に張らず根詰まりせずに良く育つと謳われています。

ストレリチアの場合、鉢が割れた状態では、用土が乾き、根の伸長が抑えられ、養分、水分の吸収が減り、良い生育が見られなかった経験から、この鉢はお勧め出来ない。草勢が強く良く育ったとしても、スリット部から根が外へ伸び出して鉢を壊すか、又は上記と同理由で、草丈が低くなったり、花立ちが悪くなったりすることが予想される。

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