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極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

レモンの剪定 このページではレモンの剪定を取り上げています。

1,切る枝例 2010年5月

(1)新梢枯れ

(2)落葉小枝

(3)途中で枯れた枝

(4)落葉極細枝

(5)徒長枝

ここではレモンの剪定で切る枝をを取り上げています。

解説:レモンを苗木から育て始めた場合、数年間は放任で良い。それは枝数を増やしたり、ある程度大きく育てるためである。

その後結実を始めてからも大規模な剪定は行わない。それは、レモンは他の植物ほど葉が混み合っていることを嫌がらないことと、冬から春かけて古い葉が黄変、落葉するからである。それでそれまで混み合っている様に見えた箇所も風通し、日当たりが良くなる。また、結実数は葉数で決まることから、葉を多く付けていた方が結果的には良いからである。

それでも強いて剪定を行う枝を下記に紹介する。

(1)は秋枝が伸び始めてから完全に伸長展開する前に冷え込みが強まり凍傷で傷んだ枝。この様な枝は夏枝との境目で切り落とす。

(2)この枝は葉を落とした後、しばらく芽を伸ばすこともなく、枯れることもなくただ付いている状態で推移してきて、後に付け根から枯れてしまったもの。これは元の枝分かれしている箇所で切り落とす。

(3)は落葉後、枝の途中まで枯れ込んだもの。この様な場合は枯れている箇所まで切り落とす。枝が細ければ元から切っても良いが、この枝はある程度太く、この後新芽が伸びる可能性が考えられたので、途中で切ることにした。

(4)この枝は太い枝から出た非常に細く短い枝。(矢印)落葉してから全く動きがない。この様な枝は元から切り落とす。

(5)この枝は株の上部から真っ直ぐ上に勢い良く長く伸びた枝。徒長枝と言えば徒長枝。この様な枝はすぐには開花は期待出来ないので、適当な位置で切り側枝を伸ばすようにしても良い。ただし、元から切り落とすと、同じ様な枝が再び伸びることが多い。

※上記の枝を剪定しなければ悪い結果になるものではありません。

2,残す枝の例 2011年10月1日、2014年4月27日

(1)ひこばえ

(2)葉付き小枝

(3)葉付き小枝

(4)徒長枝

(5)結実の様子

ここでは取り上げています。

解説:(1)果樹の多くは接ぎ木で増やされているため、株元から出た枝は台木であることから、伸び始めた時点で切り落とすことが基本ですが、挿し木養成株ではどこから出た枝でもその品種であることから、切らずに残すことがあります。

写真は株元から出たひこばえに開花、結実した様子です。このまま管理を行っていれば更に大きくなって一つのレモンとして収穫することが出来ます。

植物は一般的に頂芽優勢で上部の枝ほど長く伸びやすいものです。(上画像4,5)ところが木の下側から出る枝は例外もありますがそれほど徒長しません。それで花を付けやすく後に結実することが多いのです。

この枝の処理は、果実の収穫後葉が全て落ちて伸びも枯れもしなくなったときに幹の付け根で切り落とします。その後再び近い箇所から同じ様な枝が伸びて開花、結実することも珍しくありません。

(2)(3)は太い枝から出た小枝です。各節につぼみを付けています。剪定する小枝は葉の無い枝ですが、葉のある小枝はご覧の通りです。この後、ずい柱の長い花ならば結実します。

(4)は徒長枝が伸びてから3年目の様子です。2年目には上部の幾つかの節から小枝が伸びて、3年目にはその節に開花結実します。徒長枝以外ならば2年目に開花結実するに対し、1年余計にかかると言うことです。

よって、切るか待つか迷うところです。徒長枝を放置することで、樹高が高くなることを心配するかもしれませんが、この後、果実が肥大するに従って、枝が垂れてくるので問題にはならない。

以上、園芸歴が長いほどこの様な枝はすぐに切り落としたい気分になりますが、私はレモンに関してはぐっと我慢して残すようにしています。それは結実するからです。

この様な管理は庭木や盆栽ならば間違っているかもしれませんが、レモンは果樹なので結果が全てと言うことです。

※(1)ひこばえは接ぎ木のレモンの木には該当しません。

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