このページでは年間一鉢当たりの収穫量について取り上げています。
レモンを栽培するに当たって気になることの中に、「どれくらい実るものなのか?」があります。手間暇かけて育てても少ししか成らないのであれば、買った方がましだと思いがちです。実際には結構収穫できるものです。下記に多く結実した事例を紹介する。(2010年6月)
この木には現在11個の実が成っています。(数字の通り。葉で隠れている果実は矢印の付いた数字。)この木の栽培条件下では多いです。
解説:「レモン」ページ摘果の項に記載してある通りで、結実数は葉の数で決まる。この木の場合数えてみたら365枚の葉が付いている。その際小さな葉は2~3枚で一枚と計算している。それで11個と言うことは、1果当たり33枚の葉となることから、大体計算通りである。
ただし、この木にとってこの数は、今の条件では厳しいらしく、この春の開花、結実は極端に少なかった。このことからレモンは四季成りでありながら隔年結果が起こる。
今後肥培して夏、及び秋にどの程度結実するかに注目している。
理論上は、日当たりの良い条件下では、もっと(14~15個)成らすことが出来ることになるが、隔年結果の傾向は現れると予想される。よって、安定した収穫を目指すのであれば、開花後成りすぎた果実を摘果した方が良い。
我が家では鉢数が多いので、隔年結果を繰り返したとしても、常にどれかに実を付けていることになるのでそれほど気にしていない。
2,多結実例 2014年6月1日
ここでは一枝当たりの結実量について取り上げています。
鉢植えでは地植え株の様に鈴なりにはならないかと言うとそうではありません。
写真はこの一枝だけで10個以上結実しています。今の時期でもそれ以外につぼみや花を付けていて更に結実数を増やす勢いです。
これだけ成らすと小さな果実になってしまうのではないかと言うとそうでもなく、一番小さな果実でもスーパーで売られているアメリカ産と同じくらいはあります。
あまりに多く結実したため、枝が垂れて先端の果実は地面に付いています。尚、左上方向が幹側になります。
レモンが結実した際、気をつけなければならないこととして、木や枝に力を加えてはならないと言うことです。それは枝が折れやすいからです。
具体的には晩秋取り込む時、春になって外に出す時、草取り、剪定作業等で、鉢の上下動、枝や果実が引っかかった状態で動かす等。
枝が弱い果樹と言えば「柿」が有名ですが、レモンはそれよりも弱い印象です。