極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

病害虫・染み このページではストレリチアの染みを取り上げています。

染みの様子  

(1)橙色、萼

(2)橙色、萼

(3)黄色、萼

(4)黄色、花弁

(5)黄色、萼、花弁

ここではストレリチアの花に発生する染み被害を取り上げています。

解説:洋蘭や色の薄い花を苦労して咲かせた後に黒色の染みが入っている事を見付けてがっかりする事がありますが、ストレリチアも例外ではありません。冬季、低温で日の短い時期は染みが入り易い。

(1)はオレンジプリンスで黒点はアブラムシではなく、染みです。

(2)もオレンジプリンスで広範囲に渡っている。これは仏炎苞から萼が少し出た状態が長く続くと起こりやすい。一気に開花してしまえば、影響は少ないもの。

(3)はゴールドクレストで萼に黒褐色斑点が幾つも現れたもの。

(4)はゴールドクレストの花弁に入ったもの。

(5)は一見凍害の様に見えますが、これも低温多湿によるもの。萼が広範囲に渡って透き通った様になり所々に染みが入っている。また、花弁にはカビが生えている。橙色花は目立たないがゴールドクレストの場合ははっきり分かるので、商品価値が低下する。

※家庭で趣味栽培では発生しにくい。ハウスで管理している場合に見られる。

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