ここではレギネー種の被害を取り上げています。
解説:(1)花弁の付け根から分泌する甘い蜜を求め、ネズミが上ってきて密だけでなく萼や花弁まで齧られた。
(2)この食害は溝ネズミではなく小さなネズミである。体は小さいが被害は大きい。
(3)結実した種子もターゲットになるがまだ成熟していないさく果まで齧る。あまりおいしくなかったのか、この時は花弁ほど大きな被害は無かった。
(4)ストレリチアの種子はネズミに狙われやすいが、播種後も注意が欠かせない。写真は播種後4ヶ月になるが、その時点で未発芽でも、発芽能力のある種子はやられることがある。
写真は被害が軽い方だが、場合によっては苗に付いている種子まで齧る事があり、そうなると植え直しても枯れてしまう事が多い。
(5)は苗を鉢上げ後、未発芽の種子を播き直しておいた鉢の被害の様子。写真中央と右のポットも被害に遭っている。土を掘り返して種子を食べられてしまった。一度味を覚えられてしまうと、同じ様な鉢は全て被害に遭う。
(6)これは食パンにサラダ油を染み込ませてから殺鼠剤を塗したもの。出没する場所に置いて、無くなったらまた置いて、以降食べなくなるまで続けると、とりあえず駆除となる。口を使うネズミは比較的駆除し易い。
※ネズミに味を覚えられない様にすることが重要。