サンスベリアの栽培 2016年6月2日~
鉢植え栽培
このページでは市販サンスベリア苗から開花株になるまでの管理を取り上げる予定です。
サンスベリアと言うと、一般的に耐寒性の弱い代表的な観葉植物として扱われていますが、原産地は南アフリカで当サイト「種類」ページの自生地写真の中で写っているものもあります。と言うことはストレリチアと同じ管理で良いのかどうか、下記に紹介する。
解説:(1)はネット通販で購入した「スパーバ」と「シルバーハニー」です。植え替える鉢は5号プラ鉢です。用土は赤田土小粒と鹿沼土の等量混合に、完熟堆肥を1割くらい混合したものです。
(2)(3)スパーバを抜いて見ると、おがくずの様な土の植わっていました。(4)(5)のシルバーハニーの方は、水持ち重視のぐちゃぐちゃした様な土に植わっていて、何れも良くないと判断し、全ての土を落として植え替えることにしました。
(6)(7)大体今まで通りの植え深さになる様に植えて、最後に水を与えて終了。
(8)スパーバの方は一芽ですが、シルバーハニーの方は二芽と地際に新しい芽が二つ出始めている状態です。
順調にいけばすぐに鉢一杯に育つので、生育期間中にもう一回植え替えを検討しなければならないかもしれません。
現在の管理はハウス内日当たりに置いていて、鉢土表面が乾いたら水を与えています。
2016年8月4日
2016年10月1日
2016年11月4日
解説:当地方、この秋最低気温が2℃まで下がった日が2回、現在は5℃前後の日が続いています。
観葉植物を耐寒性で分類した場合、一般的な園芸テキストでサンスベリアは弱い方に位置すると思います。実際にどうなのかと言いますと、ご覧の通りです。
最低気温が15℃とか、10℃を下回ったからすぐに取り込む必要はありません。ちなみに当ハウスの冬季最低気温は0℃設定です。
これが単に強がりではない根拠は、当サイトの「種類」」→「自生分布」にストレリチア自生地画像を掲載していますが、その中の「ジャンセア、中間種」内に「ブルークリフ」の写真がありますが、その中央下に写っているのはサンスベリアなんです。
つまり、サンスベリアはストレリチア・ジャンセアと同じ環境に生きていると言うことです。これはいろいろな面で厳しいです。
今出回っている品種の全てを確認したわけではありませんが、その性質は受け継いでいます。よって、過保護は必要ありません。
ただ、気温が低下してきたら、頭からざーと水を与えることは避けた方が安全です。
現在の管理は放任です。