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極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

サンスベリア このページでは園長による趣味のガーデニングを取り上げています。

サンスベリアの栽培 2016年6月2日~

鉢植え栽培

(1)苗と鉢と用土

(2)根鉢の様子

(3)根の様子

(4)根鉢の様子

(5)根の様子

(6)植え付け後

(7)水やり後

(8)上から

このページでは市販サンスベリア苗から開花株になるまでの管理を取り上げる予定です。

サンスベリアと言うと、一般的に耐寒性の弱い代表的な観葉植物として扱われていますが、原産地は南アフリカで当サイト「種類」ページの自生地写真の中で写っているものもあります。と言うことはストレリチアと同じ管理で良いのかどうか、下記に紹介する。

解説:(1)はネット通販で購入した「スパーバ」と「シルバーハニー」です。植え替える鉢は5号プラ鉢です。用土は赤田土小粒と鹿沼土の等量混合に、完熟堆肥を1割くらい混合したものです。

(2)(3)スパーバを抜いて見ると、おがくずの様な土の植わっていました。(4)(5)のシルバーハニーの方は、水持ち重視のぐちゃぐちゃした様な土に植わっていて、何れも良くないと判断し、全ての土を落として植え替えることにしました。

(6)(7)大体今まで通りの植え深さになる様に植えて、最後に水を与えて終了。

(8)スパーバの方は一芽ですが、シルバーハニーの方は二芽と地際に新しい芽が二つ出始めている状態です。

順調にいけばすぐに鉢一杯に育つので、生育期間中にもう一回植え替えを検討しなければならないかもしれません。

現在の管理はハウス内日当たりに置いていて、鉢土表面が乾いたら水を与えています。

    基本条件
  • 置き場所:日当たりの良い場所。
  • 気温:夏場は自然条件。冬季は室内、又は加温ハウス内で氷点下にならないこと。
  • 用土:水はけと、水持ちの良いもの。大体何でも可。
  • 水やり:夏場は用土の表面が乾いたら、鉢土全体が湿る様に与える。冬季は断水。
  • 肥料:生育寒中に数回、有機質肥料を数回与える予定。
  • 病害虫:特に無し。

2016年8月4日

(1)全体の様子

(2)シルバーハニー

(3)スパーバ

解説:植え替え直後は生育が緩慢でしたが、7月に入ってから幾らか育つようになったので肥料を与えました。

ローレンチーとは違ってなかなか旺盛には育ちませんが、シルバーハニーについては脇芽が育ってきました。

スパーバはマイペースです。

現在の管理は、ハウス内日向に置いていて、数日に1回の水やり、今月また肥料を与える予定です。

2016年10月1日

(1)全体の様子

(2)シルバーハニー

(3)スパーバ

解説:夏場は月1回発酵鶏糞を与えていたこともあって、草体が大きくなりました。

シルバーハニの方は、地表に見えていた芽が育って株立になっています。スパーバの方は最初は1本だけでしたが、株元から芽が育ってきています。

観葉植物としては十分な大きさになりました。

気温が高ければ、もう1回植え替えても良いくらいですが、当地方は寒冷地なので今年はこれで越冬させます。

現在の管理は、9月に最後の肥料を与えてあって、数日に1回の水やりのみです。病害虫発生や根腐れ等はありません。

2016年11月4日

(1)全体の様子

(2)上から

(3)シルバーバニー

(4)スパーバ

解説:当地方、この秋最低気温が2℃まで下がった日が2回、現在は5℃前後の日が続いています。

観葉植物を耐寒性で分類した場合、一般的な園芸テキストでサンスベリアは弱い方に位置すると思います。実際にどうなのかと言いますと、ご覧の通りです。

最低気温が15℃とか、10℃を下回ったからすぐに取り込む必要はありません。ちなみに当ハウスの冬季最低気温は0℃設定です。

これが単に強がりではない根拠は、当サイトの「種類」」→「自生分布」にストレリチア自生地画像を掲載していますが、その中の「ジャンセア、中間種」内に「ブルークリフ」の写真がありますが、その中央下に写っているのはサンスベリアなんです。

つまり、サンスベリアはストレリチア・ジャンセアと同じ環境に生きていると言うことです。これはいろいろな面で厳しいです。

今出回っている品種の全てを確認したわけではありませんが、その性質は受け継いでいます。よって、過保護は必要ありません。

ただ、気温が低下してきたら、頭からざーと水を与えることは避けた方が安全です。

現在の管理は放任です。

2017年1月16日

(1)全体の様子

(2)上から

(3)シルバーバニー

(4)スパーバ

解説:当地方、最近の最低気温は-7.8℃、最高は-3℃くらいです。

ハウス内の最低気温は1℃くらいです。これでは低温でだめになってしまうのかと言いますと、そうではなく健全です。

葉を押してみてもグラグラしませんし、腐った葉もありません。

一つ心配なことがあるとすれば、結露した水分が上から落ちてくることです。

現状、新芽の元に水が溜まっているものもあります。

今後、日が伸びて草体が昼間温まるようになれば、蒸発するので心配は少なくなる。

現在の管理はハウス内日向に置いていて、後は放任です。

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