鉢植え栽培
苗の様子
このページではレモンの挿し木から3年目の様子を取り上げています。
解説:2008年に挿し木で増やした苗の3年目。冬の間に古い葉が落葉している。
植え替えは今は行いません。今後の生育を見て判断します。
4月末になって新芽が伸び始めた。この頃が最初の施肥適期。しばらくは木を大きくすることを考える。
基本条件
- 置き場:日当たりの良い場所。
- 温度条件:夏場は自然条件。冬季間は凍結しない場所。
- 水やり:鉢土の表面が乾いた時点で鉢土全体は湿る様に与える。
- 施肥:生育期間中に3回程度有機質肥料を与える。また、それでも葉の色が薄ければ液体肥料を与える。今年最初の施肥適期。この苗は今月発酵鶏糞を与える予定。
- 病害虫:病気は特に無し。害虫は気温が上がってからはアゲハ、蛾の幼虫等が心配されるが今のところ被害はない。詳細はレモンの病害虫ページへ
2010年6月1日
(1)全体の様子
(2)花を付けた苗
解説:春枝はほぼ伸びきって、葉が展開中。葉の大きさや色からもう少し肥料を効かせても良かった。その様な中、一つだけ花を付けた苗が見られた。もちろんこの大きさでは結実することは無い。
先日この苗をお譲りした方の様子を見ることが出来て、そうしたら枝の伸びが速くて驚かされた。春枝だけで20~30cmもあってこれならすぐに成木になると思わせた。
それだけ我が家は日照条件が悪いと言うことです。
主な管理他
- 木の状態:生育期。
- 置き場所:屋外の日向
- 水やり:鉢土表面が乾いたら、与えている。
- 施肥:生育期間中に3回程度有機質肥料を与える。また、それでも葉の色が薄ければ液体肥料の500~1,000倍液を与える。
- 病害虫:今年は今のところ目立った被害は無い。害虫の詳細は「レモンの病害虫」ページへ。
2010年7月1日
(1)全体の様子
(2)個々の様子
解説:春枝はほぼ固まって、早い株は次の芽が伸び始めています。全体としてはそれほど旺盛に育っていない。今後置き場所を考えなければならない。
先月液体肥料を1回与えたので、葉の色が濃くなった。これで夏枝は良く伸びるでしょう。
先月まではあまり手がかけられなかったので、ハダニが発生している。今後は気をつけなければ・・・。
主な管理他
- 木の状態:生育期。春枝は固まりつつある。
- 置き場所:屋外の日向
- 水やり:鉢土表面が乾いたら、与えている。
- 施肥:生育期間中に3回程度有機質肥料を与える。また、それでも葉の色が薄ければ液体肥料の500~1,000倍液を与える。
- 病害虫:アゲハ。土を乾かしすぎるとハダニが発生する。害虫の詳細は「レモンの病害虫」ページへ。
2010年8月1日
(1)全体の様子
(2)個々の様子
解説:先月から夏枝が伸び始めています。また、それに合わせたようにアゲハが卵を産み付けました。どこで見ていたのか気になるところです。
梅雨明け後、高温、強日照で土の乾きが早くなっている。
この場所は日照条件が悪いため、それほど伸びていないが、条件が良ければ(2)の倍くらいには伸びている。
主な管理他
- 木の状態:生育期。夏枝伸びる。
- 置き場所:屋外の日向
- 水やり:鉢土表面が乾いたら、与えている。
- 施肥:生育期間中に3回程度有機質肥料を与える。また、それでも葉の色が薄ければ液体肥料の500~1,000倍液を与える。
- 病害虫:そろそろアゲハが卵を産み付けに来る。卵は見つけ次第除去する。土を乾かしすぎるとハダニが発生する。害虫の詳細は「レモンの病害虫」ページへ。
2010年9月1日
(1)全体の様子
(2)個々の様子
解説:(1)先月から一変しました。枝が伸びて賑やかになった。また一部苗では肥効が現れて大きな葉を付けているものもある。日照条件が悪いものの良く育った。
先月からアゲハに卵を産み付けられるようになりました。幸い卵の段階で気がついたため、被害はなかったが涼しくなるまでは気が抜けない。
主な管理他
- 木の状態:生育期。夏枝固まる。
- 置き場所:屋外の日向
- 水やり:鉢土表面が乾いたら、与えている。
- 施肥:生育期間中に3回程度有機質肥料を与える。また、それでも葉の色が薄ければ液体肥料の500~1,000倍液をを与える。
- 病害虫:アゲハが卵を産み付けに来る。卵は見つけ次第除去する。
2010年10月1日
(1)全体の様子
(2)個々の様子
解説:一部苗では秋枝が伸び始めています。葉色が濃く肥料は効いている。この色を維持しているなら、今後施肥は無し。
日照条件が悪いので伸びは遅いものの、春に比べれば良く育った。
主な管理他
- 木の状態:生育期。秋枝伸び始める。
- 置き場所:暖地では屋外、その他地域では屋内、加温ハウス内。
- 水やり:鉢土表面が乾いたら、与えている。
- 施肥:葉の色が薄ければ液体肥料の500~1,000倍液を与える。
- 病害虫:アゲハ。当地方では今幼虫がいなければ心配ない。土を乾かしすぎるとハダニが発生する。害虫の詳細は「レモンの病害虫」ページへ。
- 作業:植え替え。根が回った苗は早めに植え替えた方が良い。
2010年11月1日
(1)全体の様子
(2)個々の様子
解説:全体的には先月からそれほど変わっていません。注意深く見てみると、赤い秋枝が伸びている株もあります。
先月までクロアゲハの幼虫による食害が見られたが、見つけ次第駆除してきたので現在は害虫の心配は無くなった。
主な管理他
- 木の状態:生育期。秋枝伸びる。
- 置き場所:暖地では屋外、その他地域では屋内、加温ハウス内。日当たりの良い場所が望ましい。今後冷え込みが強まって霜、雪、氷点下の冷え込みの恐れがあるときは取り込む。
- 水やり:鉢土表面が乾いたら、与えている。上の苗は、乾くのが遅くなってきた。週に1~2回。
- 施肥:もし、葉の色が薄ければ液体肥料の500~1,000倍液を与える。上の株は良く肥料が効いている状態なので、今年はこれ以上与えない。
- 病害虫:乾かしすぎるとハダニ。詳細は「レモンの病害虫」ページへ。