斑入りモンステラの紹介 2012年1月1日~
地植え
このページでは白色の斑入りモンステラを取り上げています。
モンステラと言えばすっかり日本に定着した感があります。大体どこへ行っても見ることが出来るようになり、入手も難しくなく値段も安くなった。大きな葉に幾つも切れ込みが入ったり、穴が幾つも空いたり観葉植物として十分な魅力を備えている。そうなってくると注目されるのが斑入りであることはモンステラでも例外ではありません。
我が家に斑入りモンステラが来て二十年位になろうかと思います。その間育ててみて色々と分かってきたのでまとめてみました。
解説:(1)一見青葉種(斑入りでない)に見えますが株元は斑入りです。これ全体で斑入り株です。((1)と(2)は茎が繋がっています。)
(2)最初斑入り株を育てていても後から青葉が出てきて放任ではご覧の通りです。
(3)(4)は(1)(2)とは逆のパターンで青葉の途中から出た斑入りで、葉のほぼ片面が白く斑入りになっています。この様な斑入りも良く見るパターンです。
この青葉とは元々斑入りから出た青葉だったので、意外な結果ではありません。
(5)は葉のほぼ全面に大理石状に斑が入っています。これも良く見る斑入りパターン。
(6)は全面斑の白色葉です。これも良く見られます。ただ、この白色葉は展開後画像の様に徐々に黒褐色に変色して長く鑑賞することは出来ない。サボテンの赤と同じようにこれ単体では存在しないというか、出来ない。
(4)の斑入りも同様ではっきりとした白斑は葉が展開後適正管理下においても黒く変色してしまう事が多い。
(5)のパターンでも細かい斑模様の箇所は問題無いのですが、完全に白色箇所はやはり変色しやすい。この様なことから観葉植物として楽しむ場合は、管理上保護してやる必要があります。
(7)は斑入り種の果実です。丁度片側半分が緑色で、残る半分は斑入りになっています。これは果柄でも同じです。この果実は昨年開花したものでだいぶ肥大してきています。今後種子が採れたなら播いてみたいと考えています。
※モンステラの斑入りは白斑以外に、黄色斑があります。その他姫モンステラの斑入りもあります。
※斑入りモンステラは、花も斑入りになります。
2012年7月1日 果実熟す
解説:初夏になって果皮の亀甲模様が開いてきたので、間もなく収穫と思っていて、他の事をやっているうちに意識が薄れていきました。
それで最近見たときにはすでに果実は腐っていたのです。
ちなみに(1)は他の株ですが、ほぼ同様です。完熟果は良い臭いですが、腐ったら生ゴミの臭いになりました。
(2)だめかもしれないと言う思いを抱きながら、もしかしたらと言った期待を胸に種子を探してみた。そしたら腐った果実の中から一粒だけ種子を発見した。今までの経験からこの種子なら大丈夫だと思わせた。
大きさはレモンやミカンの種子と同程度です。
(3)(4)丁度枯れたサラセニアの鉢があったので、これに撒くことにした。蒔き方は種子が隠れる程度に埋めただけです。今の条件ならば、2~3週間経てば子葉が出てくるはず。
※この実生からは斑入り株は生まれませんでした。