ミケリア・マウダウエの栽培 2004年 3月21日
鉢植え栽培
このページでは鉢植えミケリア・マウダイエについて取り上げています。
解説:毎年春になると咲く花の中で印象的なものに白木蓮があります。純白で大きな花は非常に存在感があり枝いっぱいに付けた花は他を圧倒します。その地域に必ず大木になった白木蓮を見かけシンボルツリーになっています。
ただ残念なことは(当地方では)白木蓮が咲いてから必ず一回は強い冷え込みがきて、花びらが茶色になってしまうことです。しかももう少しで満開という時に限って霜が降りてがっかりするものです。
(1)鉢植えで開花中のミケリア・マウダイエ。枝の上部から下部まで花を付けている。
花の様子。比較的花弁は幅広い。花の香りも良い。欲を言えば、もう少し花弁の数が多ければ・・・。
そのようなことを繰り返している内に、あまり大きな木にならずに白木蓮と同じような花が楽しめるものは無いかと考えていました。コブシやシデコブシでは花弁が狭いので豪華さに欠けて、タイサンボクや朴の木では花は良いが木が大きすぎる・・・。と思っていた時にこのミケリア・マウダイエを見つけました。
ご覧の通り、木は小さいのですが白木蓮を小型にしたような花、鉢植えでも育てられて、香りまであってまさに思い描いていた様な植物です。
かつて朝日新聞社から出版された「植物の世界」の№142の12-290ページに「アルカエアントゥス」のことが紹介されていますが、その復元模型の写真を見てこのような花があったら欲しいと思っていたので思わず飛びついてしまいました。
実際のところ結構丈夫でお勧めです。
2010年1月1日・・・現在の様子
解説:最初に掲載してから6年くらい経過したので、近況を掲載します。
今年はわざと寒さに遭わせてみました。-4℃位です。その後室内に取り込みました。それでも特に変わった様子はなく当初言われていたより間違いなく耐寒性は強い。
本当はもっと低温に遭わせたかったのですが、この木は値段が高かったので、断念しました。今年何らかの方法で増やしてそれで実験を行いたいと思います。
その他、生育期間中の置き場所は出来るだけ日当たりの良い場所が良い。多少日照条件が悪くても木が枯れることは無いが、花付きが悪くなる。