クジャクサボテンの栽培 2014年5月25日~
鉢植え栽培
このページではクジャクサボテンの苗から開花までを取り上げる予定です。一般的なサボテンを育て始めると、年中同じ姿で成長しても同じ格好だと言うことに気が付きます。それで飽きたりすることがあります。色々調べてみると花が美しい種類があることに気が付く。そして、花サボテンを育ててみる。そこそこきれいなので、もっときれいなものはないかと突き詰めていくと、最後はクジャクサボテンになるかもしれません。ところが今度は自生地が一般的なサボテンとは異なるとのこと。うまく育てられるでしょうか。結果は如何に・・・。
解説:(1)~(4)は通販購入の大輪系クジャクサボテン各種苗です。一昔前なら挿し木一年苗で、10~15cmくらいの葉が一枚あるだけで、根が少なくこれで大丈夫かと思わせる苗が送られてきて、実際にだめだったものですが、今回は予想を上方修正することになった。
小さいものでも二節、大きなものはつぼみまで付いていて、目標が開花なので「園長のガーデニング」史上初めて、始めた瞬間「終わり」になりました。・・・では、話にならないので、とりあえず植え替えました。
(5)鉢から抜いて見ると、以外にも根が良く回っていました。植わっていた用土が赤玉土系に未熟籾殻堆肥混合だったので、期待はしていませんでした。逆にこのことから言えることは、どうでも良い土に植わっていてもこれだけ育つなら、土選びは苦労しない・・・です。
(6)実際に使用した土は、赤玉土、鹿沼土の等量混合に完熟堆肥を目分量で2割混合したものです。他ページの「ゴムの木」とほぼ同じ土です。鉢は標準的な5号プラ鉢です。
根鉢は崩さずに、周囲に新しい土を入れて落ち着かせた。この後、水は与えずに無加温ハウス内、半日陰くらいの場所へ置いた。今後、支柱を立てて固定します。
2014年7月1日 生育始まる。
解説:購入時付いていたつぼみはその後膨らんできたものの、十分開かない中途半端な状態で終わってしまいました。これで、このコーナーを続けることが出来る様になりました。
さて、植え替えてからしばらく動きが無かったのですが、6月下旬になってから各株共に芽が動き始めました。これで無事活着したと考えます。
その他、色々考えましたが、茎は直立させた方が管理しやすいとの判断から、支柱を立てて結わえました。将来は自然に近い仕立て方を考えます。
現在の管理は、無加温ハウス内日向に置いていて、土の表面が乾いた時点で水を与えています。芽が動き始めたので施肥予定です。
2014年8月3日 生育続く。
2014年9月1日 生育続く。
解説:春と比べてだいぶ育ってきたので別々に紹介します。まだ小さな鉢と言うことと、行灯仕立ての支柱が無いことから1本支柱で育ててきましたが、成長と共に重心が高くなって支えきれなくなったものもあります。
なるべく大きく育てるために、芽先を摘むことは行っていません。
現在の管理は、無加温ハウス内日向に置いていて、土の表面が乾いた時点で水を与えています。今年は天候不順で推移したこともありますが、梅雨明け後も日向に置いていても葉焼けは起こりませんでした。ここは園芸テキストと異なるところです。水やりも一般的な植物と同じ様に与えていて気がついたら大きくなっていた次第です。
2014年10月14日 生育続く。
2016年5月5日 無事越冬して・・・
2016年6月2日 開花間近
2016年6月15~19日 開花
解説:予想より遅れて6月中旬から開花が始まりました。最初に赤花、次に紫花、最後に黄花の順です。それで各花は一日だけ咲いて終わりです。
その時付けたつぼみが同一日に咲くわけではないので、数日楽しめるわけですが、一年間管理してきて一日ですよ!桜だって一週間だって言うのに・・・。
そこでどうだったらこの植物を受け入れることが出来るかを考えてみました。
以上です。端的に申しますと、必要最低限の手入れはしますので、後は出来るだけ自己アピールをして下さいと言ったところです。
それで現在実行中です。
現在の管理は梅雨に入って水やりは開放されています。その他、つぼみにナメクジが付いたので夜間に駆除しました。