極楽鳥花植物園

極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

今日のストレリチア このページではその時のストレリチアの様子を取り上げています。ブログ開設までこのページで兼ねることにしました。

2016年5月11日

レギネー

(1)ゴールドクレスト

(2)オレンジプリンス

地植え

解説:レギネー種の開花期は終盤で、最盛期に咲いていた花は終わっています。今は遅れて咲いた花が幾つか残っていて、後から出た花芽が開花直前くらいになっています。

(1)ゴールドクレスト:写真の畝は遅咲き傾向株なので、春の一時期、一気に咲いて、時期が来たら一斉に終わった感じです。他の株には開花中の花や開花直前の花もあります。

(2)オレンジプリンスの方は、幾らか分散傾向株があってそれらが少数咲いている状態です。それでもこの先長くは無い状態です。

今、花の無い株は今期の開花が全て終わったと言うことです。

今年はハウス内の模様替えを行って、幾つかの重要な株は掘り上げて良い場所へ植え替えて、そこそこな株は少数ですが同じく掘り上げ、株分けして鉢上げしました。

ハウス内の模様替えとは、部屋のそれとは異なって、大変なんです。屋外ではないので、機械が使えずに全て手作業の土木工事なのでかなり体力と時間を消費した。

それでも今までの経験で悪い環境で良く育てる手ごたえはつかんだので、これからは今までよりは種苗の生産が増えると予想されます。

    現在の主な管理
  • 置き場所:多くの地域で屋外日向。ハウス内日向等。
  • 肥料:4~5月が最初の施肥時期。当ハウスは4月下旬に今年1回目の肥料を与えてあります。
  • 水やり:鉢植えは鉢土表面が乾いたら与える。ハウス内地植えでも肥効を高めるために週1回与える。
  • 作業:咲き終わった花茎の切り取り、葉の整理、植え替え、株分け、草取り等。植え替え(鉢増し)は年中いつでも行えるが、株分けは早めに終わらせる。その他、カイガラムシの駆除等。

植え替え

(1)レギネー開花株

(2)ジャンセア開花株

(3)中間種開花株

(4)ジャンセア苗他

(5)その他

作業進む。

解説:今年は各種全体的に植え替え、株分け等を行っていまして、ジャンセア開花株(2)、中間種開花株(3)、その他苗(5)は全て終えています。

その数は開花株だけで800株以上、苗を含めて1,000株にはなると思います。今後、レギネーの開花株を400くらい出来れば良いのですが・・・。

鉢植えを売ると言うことは、土を売ると同じことになりまして、今まではハウス内や周囲の土を使っていて良かったのですが、この数になるとどうしても足りなくて、また土を掘った後のクレーターが目立ってきたので、久しぶりに市販の土を買ったのです。

その数、14L入れの赤玉土や鹿沼土等を全部で500袋です。容量は7,000Lになります。今までの人生で最多です。

よく、量を把握するために東京ドーム何杯分と言った表現を使いますが、買った土を東京ドームに広げたらどうなるか考えてみましたが、(粒の大きさは無視して)厚さ0.5mmにしかならないことが分かりました。

かなりの量だと思っていましたが、広げてそれなら、もし東京ドームが天然芝だったとしても目土にもならないことが分かり、それでほらを吹くのはやめました。

現在、土はあっても鉢が無くなったので入荷待ちです。

植えた株をハウスに並べても、1,000株あるとは見えないんですが、よく植えたな~と思わせます。

数が多くなると管理が大変になりますが、買った土の場合、雑草が生えにくいので草取りの手間はしばらく掛からないのが救いです。

ニコライ

(1)小型株

(2)花の様子

(3)別株

(4)花の様子

開花進む

解説:(1)小型株は今見ごろを迎えています。やはり仏炎苞は二段まででした。去年は満足な管理を行えなかったので仕方ないです。

(2)花を見るたびに思うのは、レギネーでもそうなんですが、仏炎苞から流れ出る蜜があるならミツバチに集めてもらったどれだけ良いだろうかと言うことです。

レギネーの場合は、せいぜい2~3垂れがいいところ。それがニコライの場合は、仏炎苞の基から先の方まで垂れていてもったいない様に思います。

ただ、実際にミツバチを放したら、交配どころではありません。種子が取れても何が掛かっているのか分からなくなってしまいます。

それで今は蟻やアシナガバチの飲み放題状態になっています。

(3)(4)は小型化に成功でも失敗でもない株の様子です。5月になって開花が始まりました。特に気にもかけていなかった影響で仏炎苞は小さいです。

それは(2)より小さいくらいです。今年は少し真面目に肥料を与えてもう少し大きな花を付けてもらいます。

これで実生から育てたニコライ5株のうち、3株が開花したことになります。残りの2株は花を付けるにはまだやや小さいので、現時点で花を咲かせない株があると断言することは出来ません。

花の咲いた3株と他で見たニコライを総合的に考えますと、レギネーほど花付きに個体差が無いです。大体、大きくなれば花を付けると言うことです。

ただ、レギネーは人に例えると、「子供が子供を生む」ことがありますが、ニコライには今のところそれはありません。

黄花中間種

(1)草姿

(2)花の様子

開花進む。

解説:写真は以前、「黄花中間種苗」として販売していた中から選抜した一株です。

このグループは私が最も早い時期に作った黄花中間種で、とにかく黄花の中間種だけにこだわったため、草姿はややレギネー寄りです。花の位置が低いことがレギネーでは無い根拠です。それと小さな葉も付いています。

今の時期開花と言うことは遅咲き系かと言うとそうではなくて、まだ今植わっている環境に慣れていない影響が大きいです。よって、来期はもう少し早い時期に咲き始めると予想されます。

花は濃い赤色系なんですが、今の時期ではこの程度です。しかし、最初に咲いた花よりは良い花です。

これで異なる交配結果による幾つか花の良い黄花中間種が誕生したので、また何かいたずらが出来そうです。

例えば以前は、黄花率:50%(理論値)だったのを高く設定できたり、良花で黄花中間種確立の高い苗が出来るかもしれません。

それにはもう少し株が大きくなって、花数を増やさなければなりません。

今後、黄花中間種の需要がどれほどあるか分かりませんが、取り組んで行きたいと考えています。

黄花中間種は、ただ誕生させるから、次の段階へ入っています。その速度はレギネーよりも速いです。

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