極楽鳥花植物園

極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

今日のストレリチア このページではその時のストレリチアの様子を取り上げています。ブログ開設までこのページで兼ねることにしました。

2016年4月30日

草丈の色々

(1)在来系統

(2)オレンジプリンス

(3)草姿

(4)葉の様子

レギネー種、ジャンセア種

解説:レギネー種の紹介では草丈が数十cm~高いもので3mとありますが、実際に私のところでどの程度のものがあるか、調べてみました。

(1)は30年位前、八丈島の業者にお願いして、カタログに載っていなかったストレリチアを特別に送っていただいた中の一つです。

これが手持ち橙色レギネーとしては最高で180~200cm未満位です。

黄色レギネーでは以前200cm位のゴールドクレストがありましたが、売ってしまいました。花付きで梱包したら、宅配便で遅れる上限ぎりぎりになってしまって、何とかお願いして送ってもらいました。

それ以来大型株は見ていません。

次に小型の方を見てみます。

(2)はオレンジプリンスですが、草丈は30cm強位です。背景は一般的なオレンジプリンスでほぼ同じ高さの地面に植わっています。

それに比べると異常に小さいことが良く分かります。

たまに小さいストレリチアがないかと、お問い合わせいただきますが、これ位なら納得していただけるかもしれません。

オレンジプリンスにしてもゴールドクレストにしてもレギネーの中の中型系統なので、大きい個体と小さい個体はないのが現状です。

(3)それではジャンセアではどうかと言いますと、あるんですね~。

草丈は30cm位です。

「なに苗を持ってきているんだ!」とおっしゃるかもしれませんが、これで実生35年位になります。

他の株と同じ様に育ててきたつもりですが、この草丈です。「なんで、こーなるの?」といった感じです。

これで成株か成長過程かもよく分かりません。

ちなみに今まで一度も花を付けたことはありません。

ジャンセア

(1)草姿

(2)花立ち

(3)上から

(4)草姿

(5)仏炎苞

花立ち極良株と高性株

解説:最初に花立ち極良株の続報です。

4月7日に、年間1条当たり2~3本開花する株があると紹介しましたが、ジャンセアが3本も咲くわけないだろうと思うあなたへお勧めな続報です。

(1)はその草姿で、(2)は花立ちの様子です。この条(芽)からは花芽が3本出ていて何れも正常に開花しています。

これで4条立ちで9本開花になりました。その様子は(3)で花を数えていただければご確認いただけます。

今期2本開花だった条は来期どうなるかと言いますと、3本開花する可能性が高いです。3本開花だった条は翌年は2本開花になります。

つまり、一年おきに2本開花と3本開花を繰り返すと言うことです。

これはジャンセアとしては驚異的なことです。工場だったらフル生産と言ったところ。

今のところジャンセアでは1葉に2本以上開花は見たことが無いため、私のところでは恐らくこれが最も花立ちの良い株になります。

次に高性株の紹介です。

(4)この株は手持ちの中で最も草丈の高くなるジャンセアでした。地植えで2m以上にはなりました。

何故、過去形かと言いますと、以前にシンクイムシ被害や芯腐れ等になって状態を悪くしてしまって、絶滅の危機一歩手前まで行って、それ後現在の大きさまで回復してきたと言うことです。

今の草丈は1m20~30cm位です。

ジャンセアはレギネーよりも丈夫なので、悪い状態になってもすぐに大崩しにくいものの、逆に悪い状態から良い状態になるまでも非常に時間が掛かると言うことです。

(5)草丈は低くなっても花は咲いて今年も間もなく開花まで来ています。

仏炎苞の花首寄りは良い発色を見せている。最近気温が上がってきたことを考慮すれば、この花は良い方の花になります。

以前に今回より上げた両株を交配した種子を販売したことがあって、花立ちが良くて花も良い株が生まれると期待させます。

※画像の切り貼りはありません。

ニコライ

(1)草姿

(2)花の様子

(3)草姿

(4)花の様子

(5)仏炎苞

(6)蜜の様子

開花進む

解説:(1)(2)小型化成功株は二段目の仏炎苞も咲き始めました。結局この花は三段目は出ませんでした。

また、大きい株に比べて花の大きさが若干小さい。

(3)(4)大きく育て過ぎた株は、二本目の花が咲き始めました。

(4)画像の右側に出ている花が後から出た花です。二段目の仏炎苞が手前に伸びています。

画像左側に咲いている花は、一本芽の二段目仏炎苞です。これで株の正面と裏の両方で花が咲いている形になります。

両株共に気温の上昇で咲き進むのが早くなっています。

(5)は今年初めて花を付けた株の続報です。

今、二段目の仏炎苞が出始めたところです。

(6)一段目の仏炎苞からは咲く前から蜜が分泌されています。それが朝日を浴びて輝いています。

ちなみにハウスで色々作業をしていると、この蜜が手に付いてべとべとしますが、蟻が花まで登って蜜を採取していることは見たことがありません。

ゴールドクレスト

(1)草姿

(2)花の様子

優良花について考える。

解説:最近優良花はどうあるべきかと考えていまして、その「どう」とは色合いのことなんですが・・・

一般的に花首や仏炎苞がとにかく赤く発色さえしていれば、栽培経験の豊富なマニアの方にも納得していただけるのですが、それが「高級感のある優良花」だったらどうかと言うことです。

赤の中でもはっきりとした派手な赤だったら多くの人を引き付けるでしょう。悪く言えば素人受けすると言った感じ。

一目惚れしやすい。

逆に人を長時間黙らせる様な発色とはどうかと考えたとき、落ち着いた感じの赤ではないかと思っています。それは濃い赤、深い赤と表現は色々あるでしょう。

見た瞬間、こんな色があったのかと・・・。

それを踏まえて写真はゴールドクレスト優良花の紹介ページでニコライ似として紹介している株の現在の様子を見てみます。

この花は仏炎苞が黒赤、又は黒茶赤に見えるかもしれません。それで非常に落ち着いた印象を与えます。(2)更に花茎の表皮まで同系色になっています。これは写真を撮るときに、私の影が写ったものではありません。

今までやってきて、色々と優良花を見てきましたが、この色合いは私のところではこの一株だけです。

ここまで来ると暗すぎるかもしれませんが、これをベースにして交配を進めれば期待通りの花が生まれそうな気がしています。

※オレンジプリンスの濃い赤とは全く色合いが異なります。

シリーズ新種?

変色花弁

色の変異

解説:写真は上のゴールドクレストのものです。

花弁の付け根寄りの片側先端部が白くなっています。これは珍しいと思わせた。

一応確認はしましたが、今回のものは残念ながらこの花だけで固定されていませんでした。

このシリーズを掲載するようになってから、ハウス内を注意深く観察して参りましたが色々ありますよと言うのが感想で現状です。

ストレリチアの無茎種は栽培環境の影響で花色を変え易いと言うのが私の見解です。

よって、白色花弁を亜種とした方がどの程度ストレリチアのことをご存知なのか、また、私自身その株がどの様な環境で育っているのかを知らないので断言は出来ませんが、ストレリチアが複雑な遺伝構造を持っていなければ、たいしたことではない可能性の方が高いと考えます。

※開花期が終わりに近づいていることから、今回がこのシリーズ最後かもしれません、。

近況

廃棄物?

葉と根と土と

解説:苗の植え替えは終わって、最近は開花株の植え替えを行っていまして、切り落とした葉と根と土が大量の発生しています。

趣味の栽培ではこれらは燃えるごみとして出すのかもしれませんが、地植え栽培では資源扱いです。

まず、土は株を掘り上げた後に出来る穴に戻して、葉と根は地植え株のマルチングとして再利用しています。

マルチング材で一般的なものは藁がありますが、これは短期間で分解されて土に返りやすい。

一方、ストレリチアの葉は繊維が硬いので数年までは行かないまでも、1年以上は残り易い。

ストレリチアにとってのマルチングの効果は色々ありますが、、その中で最も期待するのは地表まで土の水分を保持してくれるので、根が地表近くまで張ります。それで与えた肥料が吸収され易くなることです。

苗から育て始めた場合は、切る葉が無いので何らかのマルチを施しますが、開花してからは行いたい手段です。

冬の終わりから植え替えや株分けを行ってきましたが、結構重労働なんですよね。株を掘り上げたり、移動させたり、腰をおとして膝を曲げた状態で長時間作業しなければならないからです。

今週はついに腰痛が悪化して一日作業を休むことになり、はかどりませんでしたが、おかげで遅れていた園長のガーデニングの記事を幾つか掲載することが出来ました。

ちなみにその様な事情でも今週末、公費で湯河原へ出かける予定は今のところありません。

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