極楽鳥花植物園

極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

今日のストレリチア このページではその時のストレリチアの様子を取り上げています。ブログ開設までこのページで兼ねることにしました。

2016年4月7日

黄花中間種

(1)花の様子

(2)葉の様子

見ごろを迎えて

解説:(1)この株は以前黄花中間種苗(私自身の交配)として販売していたものの中から選抜した一つです。現時点で黄花になった中で最も良い花を咲かせます。

萼はゴールドクレストと同じではっきりとした黄色。花弁は水色ですが、これが一時的なものかどうかは分かりません。

花首は赤色系で、仏炎苞は濃い紫赤色系です。表面に葉白い粉を吹く。

一般的な優良花と異なるのは、花首の表皮も茶褐色になっていることです。これは更なる発色を期待させます。

それは特別なことをしていなくてこの発色だからです。

よく、女性用化粧品CMに登場するモデルの方が「私、本当に何もしていないんですぅ~。」って言うのがありますが、それとは訳が違います。

昨年は満足に管理を行えなかった影響で、無肥料だったんですが、それでこの花を咲かせているんです。

だから今年真面目に育てれば、心を揺さぶられる様な花を咲かせる期待があるのです。

(2)葉の方は長楕円形で小さすぎず、大きすぎず、全体的なバランスは整っている方です。

黄花予定中間種のはずれ株

花の様子

黄花予定中間種から出た橙色花

解説:この花は以前黄花予定中間種苗として販売していた苗の中から咲いた橙色花です。

結果としては黄花ではないので、はずれなんですが、無茎種の橙色花として見た場合、オレンジプリンスの優良花に勝るとも劣りません。

今、気温が上がるようになってきたため、花首の赤が色褪せていたり、仏炎苞の中央部の色が緑色っぽく見えますが、総合的に良い花です。

花の大きさはレギネー種と変わらないので、大きくて立派な中間種をご希望の方はこちらの選択肢も悪くはありません。

※オレンジプリンスと同様で、在来系統に近い花を咲かせる個体もあります。

ニコライ

(1)横から

(2)斜め後ろから

二段目咲く

解説:三月末から二段目が咲き始めて現在は二輪開花状態です。

二段目でも結構大きくて下手なレギネー種は寄せ付けません。鉢植えでも。それでカメラに収めるのに苦労させられます。

今年は真面目に管理しているので、仏炎苞の色が黒っぽくて良い感じです。萼が白なので仏炎苞が明るい色だと映えないです。

仏炎苞は三段目も出ていますが、これが咲いたら奇跡の様な気がしています。

ゴールドクレスト

全体の様子

花の様子

解説:(1)この草丈の小さな一群は本当のゴールドクレストです。未開花(開花間近株)のものから開花して間もない株です。

本当の・・・とは、生みの親である鈴木勇太郎さんがお作りになった苗と言うことです。その当時保有しておられた苗は、私に全て譲っていただいたので、これが最後のゴールドクレストになります。

それ以降、ゴールド・・・の苗は生産しておられないので、もし4年以下の苗が同名で出回っているとしたらそれらは本物ではありません。

南魚沼産コシヒカリの生産量より流通量の方が多いと言う話はよく聞きますが、ストレリチアでも例外ではないかもしれません。

さて、これらは交配親を取りたいと思って養成してきたわけですが、そもそも初期に千株も同苗を購入しておいて何故その様なことを言っているのかと言いますと、黄花は色々な面で難しいと言うことです。

例えば特別優良株を作るとか、花はやや劣っても良い性質を一つの株にまとめるとかです。

最初の頃はそれが分からなくて、良い花を咲かせる株をあまり高くない値段で売っていた時期もあります。

その後、花が咲く度に売ったり、淘汰したり、根腐れで枯らしたりしているうちにあまり良い株が残っていないことに気が付いて、売るのをやめて選抜に力を注いできたわけです。

自分自身で交配して苗を生産し販売する立場では、趣味の方が保有しているもの以下株が親株ですと言ったって説得力が無いので、かなり高品質な株を選抜しなければなりません。

それには確率の問題なので、とにかく数がなければ話になりません。この一群はそれほどの数はありませんが、今年咲いた中から一株か多くて二株くらいは選抜出来そうです。ただし、これは一次選抜に過ぎません。

(2)は選抜候補株の一つです。仏炎苞に緑色が残っていますが、これはハウス内高温に依る影響です。現在、これより良い花の個体が出てきましたので、近い将来これは販売に回ることになりそうです。

mandela's gold

(1)草姿

(2)花の様子

解説:以前にも同名黄花レギネー種を取り上げたことがありますが、その続報です。(1)は手持ちの同名株の中で最も良い株です。

具体的な解説の前にそもそもこの株はどうしたものかと言いますと、10年くらい前に南アフリカのキルステンボッシュ植物園から種子を取り寄せて育ててきたものです。

良い黄花が欲しくてそうしたのではなく、世間が騒がしくなったので自分自身で確かめてみたと言うことです。

さて、主な性質ですが、姿はほぼ直立で葉形は披針で黄花としてはやや大きめ。花立ちは、年間一条当たり最高で1本。花首は薄い赤色。仏炎苞は緑色。花の大きさは一般的。

(2)花の評価は難しいです。それは、花を咲かせる株はこれともう一株くらいしか出なかったためです。青と黄色の紐が結んであるのがこの株の花です。

つまり、全く花の咲かない株の方が多かったからです。それでも黄花が咲くことは確かな印象です。

普段の私なら、即処分なんですが、残してあります。それは何か実験をするときに使えるからです。肥料過多や農薬の感受性等。

何も良いところが無いのかと言えばそうではなくて、名称はすばらしいです・・・。他には観葉植物だったら・・・。えーと・・・

※最近のものも同じ傾向かは分かりません。

ジャンセア

(1)草姿

(2)株元

(3)花の様子

解説:ジャンセアと言えばその姿に注目が集まって性質までは重要視されていないかもしれません。

(1)は選抜株の一つです。何が優れているのかと言いますと、花立ちが良いです。

(2)年間一条当たり二本以上です。写真株は四条立ちなので現在合計8本の花芽が出ています。

二本以上とは、三本出る年もあると言うことです。ただ花芽が出るだけではなく、小さくない花をきちんと咲かせることには驚かされます。

この細身の草体で8本も咲かせることは、非常に体力を使うと考えられますが、毎年ですからかなりのものです。

(3)花の方は、写真では完全に色褪せていますが、花首から仏炎苞上部、同先端部にかけて赤色発色する良くあるタイプです。

花は一般的なんですが、優良株を作るときに花立ちの性質をこの株から持ってくれば良いという考えで残してあります。

シリーズ新種

(1)草姿

(2)花弁の様子

(3)花、上から

ストレリチアの新品種?

解説:(1)写真はオレンジプリンスの選抜株です。黄花が写っているのは隣の株が行儀が悪くなっているためです。

前回に引き続き新種について考えてみます。

花弁の色が変わったから新種と言うのであれば、形状が変わっても同じことと言えるのではないでしょうかと言うのが今回の話です。

(2)(3)を良くご覧いただきますと、花弁の付け根側形状が波打っていると言いますか、ひらひらした感じになっています。

これは害虫被害ではありません。念のため、同株他の花も確認してみましたが、全ての花で同じでした。

形状以外に色もやや薄くなっています。これは高温傷害も疑われますが、もしそうならば花首や仏炎苞も色褪せなければならないが、そうではない。ちなみにこの花は優良花です。

つまり、生まれ持った性質の可能性が高いです。

名前を付けるとすれば、変わり咲きになるでしょう。

ただ、これも前回と同様で花としての評価はほとんど変わらないでしょう。

このことに気が付いてから、ハウス内を注意深く見て回りましたが、他にも似た様な花がありました。それはまた別の機会で紹介します。

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