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極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

園長のガーデニング・ヘリコニア このページでは園長による趣味のガーデニングを取り上げています。

ヘリコニアの栽培 2007年1月1日~

このページではヘリコニアの播種から中苗までを取り上げています。

熱帯植物は温帯植物よりカラフルなものが多く目を引きます。今日その一部は日本にも入ってきて、鉢物として購入出来たり植物園で見ることも出来る様になりました。

それでもどんなにきれいな花であっても並べてみると色褪せて見えてしまうほど、鮮やかな色とユニークな形を持ち合わせていると言えるのがヘリコニアです。

キング オブ レインフォレストと言ったら言い過ぎかもしれませんが、とにかく印象的な花であることに間違いありません。ただ、一般的には出回らないためどの様な植物か知られていないのが現状です。

そこでヘリコニアを種子から育てて生態を紹介します。

※写真は24年前に私が咲かせたロストラータ。寒冷地でもご覧の通り。

(1)種子

(2)用土

(3)播き方

(4)完了

解説:(1)はヘリコニアの種子。形はゴーヤの種子に似ている。大きさは8mm前後。

(2)用土は粘質土小粒と完熟堆肥を半々。鉢は12cmポリポット。

(3)播き方はストレリチアと同じで、種子が重ならずにまた完全に隠れる様に調整した。

(4)播いたのが冬だったので加温している。

    播種後の管理
  • 置き場:水槽内で25℃に加温している。
  • 水やり:土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。実際にはそれほど乾かない。
  • 肥料:土に入れていない。
  • その他:日中は蛍光灯で光を照射した。
    成株の基本条件、共通の管理等
  • 栽培条件:日当たりの良い場所。
  • 生育パターン:気温が高ければ株元から芽を伸ばし後に花を咲かせる。以後その繰り返し。
  • 開花期:年中。
  • 気温:夏場は自然条件。冬季間の最低気温は8~10℃以上保つ。
  • 鉢:大体何でも可。
  • 土:水持ちと水はけの良いの。
  • 肥料:生育期間中に数回有機質肥料を与える。
  • 水やり:年間を通して用土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。
  • 増殖:実生、株分け。
  • 害虫:特に無し。

2007年9月1日

(1)草姿

(2)株元

(3)他の苗

解説:(1)2007年1月に種子を蒔いた苗です。一番大きなものは60cmに育っています。葉先が枯れているのは、猛暑で水切れが起きたため。

(2)は(1)の株元です。一番大きな株からは脇芽が出始めました。

(3)は他の苗です。発芽初期は雑草の露草に似ている。

今では安心して眺めていられますが、最初に苗を見たときは雑草が出てきたのかと思いました。それは、水槽で春まで管理したものの全く発芽が見られなかったので、ハウスの角に放っておいたからです。念のため注意して育てていたら葉脈が明らかに異なることで、ヘリコニアの苗だと確信しました。

ここまで大きくなったばらして鉢植えにしたいところですが、もう秋に近づいていることや、越冬スペースを考えてこのままの状態で越冬させる予定です。鉢上げは来年6月を予定しています。

現在の主な管理は、水やりのみです。

2007年10月1日

(1)草姿

(2)株元

(3)他の苗

解説9月下旬まで続いた残暑の影響か、生育は順調でした。(1)で葉が枯れているのは風で倒れたため。(2)株元が太くなっている。脇芽も良く伸びている。

(3)ヘリコニアは種類によって葉や茎の色が異なるようだ。赤色が強いもの、黄色が強いもの、緑色のもの等。

全て同じ用土で栽培しているので条件の差ではない。

これほど暑さが続くことが分かっていれば、一株ごとに鉢上げしておけば良かったと思います。それは根が回って乾きやすく水やりが大変だからです。それでもストレリチアの苗とは異なり、まだ湿っている用土に与えても問題がないため、細かいことを考えなくても良いので楽と言えば楽。

現在の主な管理は、最低気温と水やりに注意すること。根が回った株は乾きやすく葉焼け等起こしやすいが、見切り発車的に与えられるので、好都合。

2007年11月1日

(1)草姿

(2)他の苗

解説:(1)(2)10月に入り最低気温が一桁になったことから、室内に取り込みました。気温の低下で生育がゆっくりとなり、草姿に大きな変化はない。これから来夏まで事実上休眠期になります。

画像で見る限り、プチジャングル!!

その他、これまで様子を見てきたが、ストレリチアの様に後から発芽するものは見られなかった。

今後は更に気温が下がってくるため、小さな温室でも作り管理を行う予定です。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。ストレリチアと異なり土が乾いてくるとすぐに葉を巻くようになる。このときに与えれば良い。

2007年12月1日

苗の様子

解説:10月は室内に取り込むだけで十分温度が確保されていたのですが、11月末一時的に冷え込んだため、加温を始めました。

水槽を上げ底にし、水を入れ熱帯魚用ヒーターで加温しています。夜間はこれにすっぽりとビニール袋を被せています。今のところこれで十分管理出来ています。

今後更に冷え込みが厳しくなったときはまた考えます。

写真で葉が枯れているのは葉柄が折れているためです。まあ、切ればいいんですがね・・・。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年1月1日

苗の様子

解説:葉が痛んでいるのは部分的に寒さに遭ったためです。今まではあまり冷え込まなかったので良いですが、これからは気を引き締めていかないと大変なことになります。

夜間はビニール袋を掛けていましたが、中が多湿になることと、ビニールと接触している葉が傷みやすいことから、段ボール箱に変えました。これで葉の痛みが少なくなった。

来年以降の事を考えて、プレートヒーターか、電気の小型温風器でも買おうかと考えていることろです。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年2月1日・・・2年目

苗の様子

解説:枯れた様に見えるのは枯れた葉です。ちょっと加温がうまくいかなかった様です。一見だめそうにみえますが、株自体は枯れていないため、今夏仕立て直しです。

ストレリチアとは異なり、ちょっと寒さに遭っただけで枯れてしまうところなどは熱帯植物らしい。次の冬までに小型ハウスを作ろうと思います。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年4月1日

(1)苗1

(2)苗2

解説:恐らく冬の寒さで枯れてしまい、都合が悪くなって終わってしまったと誰もが思っていたことでしょう。同時進行企画始まって以来の事態に陥る可能性もありましたが、今月から再開致します。

本当は一株ずつ鉢上げする予定でしたが、まだ気温が低く、苗の動きも鈍いため先送りしました。それでも枯葉は取り除きました。

今はハウス内で加温しています。株元からは新芽(脇芽)が伸び始めているので、気温が上がってくれば旺盛に生育する。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年5月1日

(1)苗1

(2)苗2

解説:それぞれ苗は鉢上げしました。用土は赤玉土、鹿沼土等の水はけの良いものに完熟堆肥を混合したものです。

葉がしっかりしているものは、活着したようです。ただ、日中日が当たったとき葉が巻くので、もう少し遮光下に置いた方が良いかもしれない。

まだ朝は冷え込むので、加温しています。今月下旬から自然条件に慣らす予定です。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年6月1日

(1)苗1

(2)苗2

解説:鉢上げからしばらく加温条件下で管理しました。それで葉が展開し生気を取り戻した。今まで保護していたため、自然の風に当てると葉を巻く。

それぞれ最初の芽が低温で傷んだため、一鉢に複数芽が伸びています。芽が傷まなくても芽数が増え大きな株立ちにはなるのだが。

春の低温を乗り越えたので、今後9月一杯順調に生育することに期待!

現在の主な管理は置き場所の移動、施肥、水やりです。

2008年7月1日

苗の様子

解説:6月はなかなか最低気温が上がらずに芽の動きが鈍かったが、ここへ来てようやく動きが速くなってきた。梅雨明け後は更に速くなる。

今まで気が付かなかったが根もだいぶ回ってきたので、生育期間中の植え替えを考えなければならない。

写真では分かりにくいが、何らかの害虫による食害が見られる。株を枯らすほどではないが、気をつけたい。日中は葉が巻くことが多い。

現在の主な管理は置き場所の移動、施肥、水やりです。。夏場は乾かせない。上の株は2日に1回位。見切り発車的に与えても問題無い。ただし細かい用土で頻繁に行っていると根腐れを起こし易い。

2008年8月1日

(1)大きい苗

(2)小さい苗

(3)小さい苗2

解説:注意深く観察してみたら3種類ありました。(1)は葉身と葉柄の境目が赤くなる種類。(2)はワグネリアナ。(3)は茎の株が赤くなる種類です。

(1)は生育旺盛で現在7号ポット植え。早ければ来年花が見られるかどうか。

現在の主な管理は置き場所の移動、施肥、水やりです。。夏場は乾かせない。上の株は2日に1回位。見切り発車的に与えても問題無い。その他、害虫駆除。

2008年9月1日

(1)大きい苗

(2)小さい苗

(3)株元

(4)購入苗

(5)株元

解説:(1)最も大きい苗は根が回ったため9号ポットへ植え替えた。今年生育期間中に数回行っている。(2)その他の苗も同様に植え替えを行っている。

(3)株元は常に小さな芽が発生している。

夏の暑い時期に出来るだけ旺盛に育てたい。
(4)こちらは通販購入ロストラータです。ロストラータは園長の紹介ぺージご参照下さい。購入時鉢中雑草が生えていたことと、根腐れ気味だったことから土を全て取り替える植え替えを行っている。

ひとつ気になることは、以前育てていたロストラータと印象が異なること。それは葉裏が赤色がかっているところ。私の記憶では緑一色だった様な気がしたのですが・・・。購入苗は、自身の環境に慣れるまで生育が停滞することがある。この苗も動きはゆっくり。

現在の主な管理は置き場所の移動、施肥、水やりです。。夏場は乾かせない。上の株は2日に1回位。見切り発車的に与えても問題無い。

2008年10月1日

(1)大きい苗

(2)ロストラータ

解説:9月末に急に冷え込んで、最低気温が10℃を下回ったため、とりあえず室内に取り込んでいる。日が傾いてきたため、日中はそこそこ日が当たる。冬期間のヘリコニアはそれで十分。

最低気温が氷点下になってきたら、加温ハウス内へ収納します。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年11月1日

(1)大きい苗

(2)ロストラータ

解説:今年は何とか南側の部屋で管理できています。今のところ最低気温はプラスのためです。部屋に取り込んでからは控えめな水やりにしています。日照条件が悪い時に多く水分があると徒長しやすいからです。それでも間延び気味です。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

2008年12月1日

温室の様子

解説:室内でも気温が下がってきたためガラス製アルミ室内型温室へ収納しました。画像右下にあるのは加温機で同左下にあるのはサーモスタットです。設定温度は10℃ですが、実際にはそれより2℃位下がってから加温機が稼働します。

室内温室のため日照はあまり受けられませんが、ヘリコニアはこれでも十分です。

日中は極端に気温が上がらなければ換気の必要は無い。

現在の主な管理は最低気温の水やりに注意すること。

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