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極楽鳥花植物園 Strelitzia Botanical Garden

園長のガーデニング・グアバ このページでは園長による趣味のガーデニングを取り上げています。

グアバの栽培 2009年3月1日~

鉢植え栽培

(1)樹姿

(2)結実の様子

(3)結実の様子

(4)実の付き方

(5)実の付き方

このページではグアバの鉢植え栽培を取り上げています。

大型連休になるとニュースで成田空港で旅行客のインタビューが流れますが、ハワイや他熱帯地域を訪れたことのある方なら、名前は知らなくても、この香りと味は覚えていらっしゃるのではないでしょうか。

果実は半分に切って生食やジュースやゼリー等いろいろ利用できます。また最近ではテレビCMでグアバ茶やグアバポリフェノールと言った言葉が踊っていて、葉はお茶としても利用される有用な植物です。話の輪郭からは正真正銘の熱帯果樹ですが、寒冷地でも栽培できるのでしょうか、また果実を収穫できるのでしょうか。結果は以下に・・・?!

解説:基礎データ、樹高:140cm、30.5cmポット植え、実生9年生。

数年前から開花結実するようになった。今年このハウスではちょうど今頃が収穫期になりました。果実はピンポン球より一~二回り大きいくらい。色は黄白色で熟すと良い香りを漂わせる。

収穫を終えたら剪定をして今年の生育期を迎える。

グァバはフトモモ科、高さ4m位になる小木熱帯果樹。薄い緑色の細長い葉を対生する。初夏頃、前年伸びた枝の節から、新しい枝を伸ばしたときに数個白い花を付ける。後に結実すると薄い緑色の小果を付け、徐々に大きくなり秋以降熟し、生食や加工する。葉はお茶に利用する。

※(3)(5)は別の年に撮影したもの。

    共通の管理
  • 栽培条件:日当たりの良い場所。
  • 株の状態:生育休止期、果実は成熟期。
  • 置き場:暖地では年中屋外日向。その他地域では夏場は屋外日向。冬期間は室内、又は加温ハウス内。
  • 気温:最高気温は自然条件。最低気温は0℃以上。
  • 土:水はけと水持ちの良いもの。上の株は鹿沼土主体で完熟堆肥を1割程度混ぜたもの。
  • 肥料:生育期間中に2~3回有機質肥料を与える。上の株は発酵鶏糞を与えている。
  • 水やり:年間を通して鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。

2009年4月1日

(1)落果

(2)果実

(3)樹姿

(4)芽先

(5)前年枝

(6)剪定

解説:3月中旬から収穫期に入った。(1)収穫適期はマンゴーと同じで木から落ちたときになる。(2)果実は薄い黄色で大きさは鶏卵とほぼ同じ位。果肉は柔らかく粘質。中には堅く細かい種子が多い。食味は甘く、やや酸味もある。独特の風味が熱帯を連想させる。栄養的にはビタミンCが多く含まれる。

収穫が終わった時点で剪定を行う。(5)(6)昨年伸びた枝を2~4節残して切ればよい。剪定を行わなくても脇芽が伸びる。(4)よってある程度大きくなった木の場合は、樹形を整える目的で行えばよい。

    今月の管理
  • 株の状態:生育休止期、収穫期。
  • 置き場:暖地では屋外。その他地域では室内窓辺、又は加温ハウス内。
  • 気温:最高気温は自然条件。最低気温は0℃以上。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様与える。
  • 作業:剪定、植え替え等。

2009年5月1日

(1)樹姿

(2)新芽

(3)種子

(4)土

(5)土を入れる

(6)播種

(7)覆土

(8)発芽

(9)双葉

解説:4月末から新芽が動き始めて、今はだいぶ葉が展開してきた。新しい葉は赤茶色。もう少し芽が伸びてくるとつぼみが出てくる。

(3)種子は果実を洗い流し紙の上で乾燥させる。(4)土は清潔な土に完熟堆肥を3~4割混ぜたもの。(5)(6)ポットに土を入れ、種子を重ならないように撒く。(7)種子が隠れるくらい土をかけ、鉢土全体が湿る様に水を与えて完了。

発芽までは25℃程度保ち、土の表面が乾いてきたら水を与える。(8)播種から数週間から1ヶ月経てば発芽する。(9)双葉はトウガラシの双葉に似ている。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期。
  • 置き場:屋外、ハウス内日向。
  • 気温:最高気温は自然条件。最低気温は0℃以上。
  • 肥料:今月から有機質肥料を与える。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週2回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年6月1日

(1)樹姿

(2)芽先

(3)実生苗

解説:(1)芽はだいぶ伸びています。(2)中央は葉芽でその左右はつぼみ。白い花を咲かせるが開花はもう少し先。

(3)実生苗は順調に育っている。本葉が出始めている。もう少し大きくなったら鉢上げする。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期。
  • 置き場:屋外、ハウス内日向。
  • 気温:夏場は自然条件。
  • 肥料:5月に1回醗酵鶏糞を与えている。量は30.5cmポットで一握り位。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週2~3回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年7月1日

(1)樹姿

(2)芽先

(3)実生苗

解説:(1)見た目の印象では先月からそれほど大きな変化はありません。それでもはっきりと分かるくらいにつぼみが出てきている。(2)これは今月中には開花する。

(3)実生苗は葉数が増えてきている。もう少し大きくなったら鉢上げとなる。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期。
  • 置き場:屋外、ハウス内日向。
  • 気温:夏場は自然条件。
  • 肥料:今月醗酵鶏糞を与える予定。量は30.5cmポットで一握り位。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週3回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年8月1日

(1)樹姿

(2)花後

(3)実生苗

解説:(1)(2)先月白い花を咲かせて、今は幼果が肥大を始めています。これから長い時間を掛けて鶏卵大に肥大する。

(3)実生苗は先月から更に大きくなり葉の数も増えている。そろそろ鉢上げを行っても良い頃。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、果実肥大期。
  • 置き場:屋外、ハウス内日向。
  • 気温:夏場は自然条件。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週3回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年9月1日

(1)樹姿

(2)果実

(3)枝先

(4)実生苗

解説:(1)実は先月植え替えました。30.5cmポットから36cmポットになりました。(2)果実は肥大を続けています。大きさは15mm程。

(3)枝先は芽を伸ばしています。(4)実生苗はますます大きくなって鉢上げを今か今かと待っている・・・

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、果実肥大期。
  • 置き場:屋外、ハウス内日向。
  • 気温:夏場は自然条件。
  • 肥料:今月醗酵鶏糞を与える予定。量は36cmポットで一握り位。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週3回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年10月1日

(1)樹姿

(2)果実

(3)9月の幹

(4)実生苗

解説:(1)(2)木の生育、果実の肥大共に順調。(3)毎年9月頃幹の皮が剥がれて落ち、その後すべすべの幹になる。これを剥がすときが、日焼け跡の皮膚を剥く時と同じで気分が良い。(4)液体肥料を与えたので、大きくなった。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、果実肥大期。
  • 置き場:暖地では屋外、寒冷地では氷点下の気温には遭わせない。
  • 気温:夏場は自然条件。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週3回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年11月1日

(1)樹姿

(2)果実

(3)つぼみ

(4)実生苗

解説:(1)さすがに気温の低下で生育にブレーキが掛かってきた。(2)果実の大きさは先月からそれほど変わりない。(3)ここへ来て再びつぼみが大きくなってきている。(4)結局鉢上げ出来なかったが、大きくなってきている。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、開花期、果実肥大期。
  • 置き場:暖地では屋外、その他地域では室内窓辺、又は加温ハウス内。
  • 気温:氷点下の気温には遭わせない。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週2回位与えている。
  • 作業:草取り。

2009年12月1日

(1)樹姿

(2)果実

(3)花

(4)つぼみ

(5)根元

(6)実生苗

解説:(1)気温の低下で古い葉が黄変し一部が落葉している。(2)果実は先月よりやや肥大している。冬期間はほとんど変化はなく、現状維持といったところ。

(3)秋に出たつぼみは寒さにあったため、十分開花しないで花弁が散った。よって、結実は難しいと見ている。(4)未開花のつぼみは他にもまだある。これも結実は難しいでしょう。

(5)幹はまた表皮が剥けている。

(6)実生苗も寒さにあって紅葉し今が見頃。この苗は氷点下1℃位の温度に遭っています。それでも枯れはしない。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、開花期、果実肥大期。
  • 置き場:暖地では屋外、その他地域では室内窓辺、又は加温ハウス内。
  • 気温:氷点下の気温には遭わせない。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は週1回位与えている。
  • 作業:草取り。

2010年1月1日

(1)樹姿

(2)果実

(3)花

(4)実生苗

解説:(1)定日照と低温の影響で芽の伸びはほとんど止まっている。(2)それでも早い果実が薄黄色に変わり、独特の良い香りを漂わしている。(3)花は開花せずに散ってしまっている。(4)は乾燥で傷んだ。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、開花期、果実肥大期。
  • 置き場:暖地では屋外、その他地域では室内窓辺、又は加温ハウス内。
  • 気温:氷点下の気温には遭わせない。成木は実生苗よりは耐寒性が強いものの、氷点下の気温に長く、又は何回も遭わせてしまうと枝先が枯れ込んだり、落葉する。その結果、花数が少なくなってしまう。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は2週間に1回位与えている。
  • 作業:草取り。

2010年2月1日

(1)樹姿

(2)果実

(3)落ちた果実

(4)花後

(5)つぼみ

(6)実生苗

解説:(1)寒さの影響で葉が全体的に黄ばんで所々赤身を帯びています。(3)予想に反して果実は熟し早いものは1月に落果した。(2)今は最後の一つを残すだけとなった。肝心の食味は冬季に熟した割には甘味、酸味、香りが豊かで下手な果物よりはいただける。

(4)冬に出たつぼみはやはり満足に開花せず、そのまま落ちてしまった。よって、(5)も同じ運命だろう。

(6)実生苗は葉が完全に枯れて見るも無惨な姿となった。春になって芽吹くか、土に帰るかはこの時点では分からない。

    今月の管理
  • 株の状態:生育期、果実肥大期。
  • 置き場:暖地では屋外、その他地域では室内窓辺、又は加温ハウス内。
  • 気温:氷点下の気温には遭わせない。
  • 肥料:与えない。
  • 水やり:鉢土の表面が乾いたら鉢土全体が湿る様に与える。上の株は2週間に1回位与えている。
  • 作業:草取り。

2010年3月1日

(1)樹姿

(2)幹の様子

(3)枝先の様子

(4)つぼみ

(5)実生苗

解説:(1)冬の間黄変した葉は少しずつ落葉している。それで鉢土の乾きが遅くなった。(2)幹は樹皮が所々剥がれている。

(3)寒さの影響で芽先は枯れている。今年は今付いている葉の付け根から新芽が伸びて、花を咲かせる。(4)つぼみも出ているが、これも咲かないだろう。

(5)実生苗の方は、ちょっと手を抜きすぎたようだ。ご臨終・・・。

2014年4月21日 実生苗の植え替え

(1)越冬した苗

(2)苗の様子

(3)鉢上げ後

解説:(1)成木の丈夫さとは裏腹に実生苗は耐寒性が弱く、毎年種を播いていたものの、春までに枯らしていました。今まで幾つ枯らしたことか・・・。

これでは同じことの繰り返しと思い、今季は熱帯魚水槽の上に置いて越冬させることにした。

それでも下葉をだいぶ落として心配させたものの、今年は何とか乗り切った。振り返ってみると、寒さで葉を落とした・・・よりも、水切れで葉を落とした様だ。

(2)密生していたので1本1本は細いものの、根は主根と側根が良く伸びていた。(3)この後主根は長さの半分くらいで切り、新しい土で鉢上げした。用土は赤玉土小粒、鹿沼土、の等量混合したものに完熟堆肥を目分量で1~2割混合した。

鉢は9cmポリポットです。この後は水を鉢土全体が湿る様に与えて、遮光、加温下で(育苗用トンネル内)で活着を促した。

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