原種シクラメンの栽培  このページでは原種シクラメンの代表種:ヘデリフォリウムの地植え栽培と、実生の様子を紹介しています。
2003年8月1日から、以降断続更新。
開花中の原種シクラメン 地植え株 花立ちの様子 花の様子 解説:(1)は5号駄温鉢に鹿沼土で植えたもの。

(2)〜(4)は地植え株。無加温ハウス内で夏場は落葉樹によって半日陰になる。
(1)鉢植え株 (2)地植え株 (3)花立ちの様子 (4)花の様子
写真(1)は私が趣味で栽培している原種シクラメンの中の一つで「C.purpurascens」というもので、スイス、オーストリア、イタリア、ユーゴスラビア、ブルガリア等の森林に広く分布しているものです。

多くの原種シクラメンは秋か春開花が多くなり、主に冬場の花ですが、この種は夏咲きで、他種の開花の橋渡し役を担っています。
花の大きさは上下長が約2pと少輪ですが、一株あれば10坪位のハウス一杯に良い香りを漂わせます。
 
多くの園芸品種でも早くて9月頃開花なので、このような種類は存在価値があると考えます。

我が家に来て3年目の株ですが、特筆すべき事(この種類だけの話では無いのですが)は、非常に丈夫であるということです。園芸種のシクラメンなら冬場ハウスに入れておけば灰色カビ病が発生しますが、極端な話、カビの出た株の隣でも移らない。薬剤散布無しで、です。そのため少し害虫に葉をかじられました。また、夏の高温にも耐えるので、かえって園芸品種のシクラメンより楽しめるかもしれません。

今年は冷夏であまり高温にならずに推移してきたため、秋咲きの他の種類も開花を始めてきました。

(2)〜(4)「C.hederifolium]ヘデリフォリウム(以前はネアポリタナムと呼ばれていたもの)や「C.cilicium]シリシウム等です。こちらは地植えで、管理は鉢植えよりも手が掛かりません。

日照条件は南側に落葉樹が植わっているため、夏場は半日陰程度になります。その他水やりは不要、肥料も与えていません。温度管理は自然任せです。真冬は最低気温が−10〜−14℃位になります。尚、薬剤散布は行っていません。

それでも毎年時期が来れば花を咲かせる。この様なことから、原種シクラメンはずぼら園芸家には持ってこいの植物であると言えます。
<基本条件>
栽培条件:地植えの場合、冬場日当たりが良く、夏場半日陰の場所。またはその様な環境。

置き場所:鉢植えの場合、暖地では年中屋外。夏場は半日陰。寒冷地では冬季室内の窓辺、又は加温ハウス内で管理。

気温:自然条件。種類によって耐寒性が異なるので要注意。

土:
水はけと水持ちの良いものなら大体何でも可。上の鉢植え用土は鹿沼土に完熟堆肥を0.5〜1割程度混ぜたもの。

肥料:年1回緩行性の化成肥料をスプーン半分位、様子を見て液肥の1,000倍液を与えていたこともあるが、飢餓状態にならなければ問題無いと見ている。

水やり:鉢植えは真夏以外は鉢土の表面が乾いたら、鉢土全体が湿る様に与えている。真夏は断水。冬期間は2週間〜3週間に1回。春と秋は数日に1回。地植えは放任。

病害虫:致命的なものは今のところ発生していない。

増殖:実生。このページ内で取り上げています。

購入先:通信販売。直径:3〜4cmのものが数百円程度。
2010年10月17日 開花最盛期
全体の様子 大株の様子 濃い花色 花後の様子 解説:(1)は見頃になった我が家の原種シクラメン(C.hederifolium)です。

(2)はその中で最も大きな球根です。花数はおよそ40〜50はあります。この花は淡いピンク色。

(3)は最も濃い色の株です。
(1)全体の様子 (2)大株の様子 (3)濃い花色 (4)花後の様子
(4)は花後の様子。花が終わると(正確には受粉が終わると)花がぽとりと落ちて、間もなく花茎が先端部から株元へ向かってくるくる巻き始める。その後種子が実る。熟した種子はその後条件が揃えば発芽して一つの個体に成長する。

花を観察していると、ちょっと花に触れただけで非常に細かい花粉が風に運ばれていくのが確認できる。以前は受粉はほとんど自家受粉と考えていたが、後で出てきた個体の葉にいろいろなバラエティーがあることから、近くに数株あれば、比較的簡単に交雑すると考えられる。

その他、これだけ花が咲いていると、良い香りが漂ってくる。
2011年2月5日 越冬
全体の様子 株元の様子 解説:秋には賑やかに咲いていた花は今はコイル状に丸まっています。葉は地面に這うように広がっています。

ここはビニールハウス内ですが、加温していないためこの冬最も冷え込んだ朝は−11℃くらいになりました。それでもだめにならないところがすばらしい。

しばらくこのまま季節が進みます。
(1)全体の様子 (2)株元の様子
2011年4月2日 春を迎えて
全体の様子 株元の様子 実生苗の様子 解説:(1)比較的寒かった冬をものともにせずに、春を迎えました。冬と印象はそれほど変わっていません。

(2)株元には結実した種子を付けた果柄が丸まっている。低温越冬では種子が熟さないのではないかと思われますが、現実にはそうでもなくて、季節が来れば発芽能力を持った種子が実る。

もちろん冬期間に枯れてしまう果柄もある。
(1)全体の様子 (2)株元の様子 (3)実生苗の様子
(3)右側は親株で左側は昨年発芽した苗で小さな葉を付けている。とても−10℃以下の低温に遭ったとは思えない。一般的には植物の苗は成株より性質が弱いため、親が育っていても苗が育ってこない事が良くあるが、種子が実って、しかも発芽してきていることから、今後勢力を広げていくことが予想される。

以上のことから、日本の路地でも条件が揃っていれば、原種シクラメンが帰化することは十分考えられる。
2011年5月1日 初夏を迎えて
全体の様子 株元の様子 実生苗の様子 解説:(1)真冬と比べて葉数が増えたような印象です。冬場は葉が地面に伏せていた。それが季節が進んでいくらか葉柄が立ち上がってきた。

この場所は南側に落葉樹が植わっていますが、現在はまだ葉が出る前なので、晴れた日中は直射日光が当たっています。一年で最も日差しを浴びることの出来る季節でもあります。
(1)全体の様子 (2)株元の様子 (3)実生苗の様子
(1)以外の変化としては、結実した種子は一部で枯れたものも見られますが、残ったものは鞘が肥大してきています。(2)石の様に見えるのがこの株の球根です。見えている大きさは卵大ですが、氷山の一角です。

(3)この実生苗は私が交配したものではなく、自然に交配、その後自然に発芽してきたものです。よって、どの株の花粉が掛かったのかは分かりません。それで葉形や模様がばらばらです。

春から草姿に大きな変化はありませんが、株元に小さな球根が形成されているのはかわいらしい。今後開花するまで注目してみたい。
2011年5月23日 生育期終盤
全体の様子 葉がやや枯れた株 結実の多い株 葉が枯れた株 葉が健全な株 no image
(1)全体の様子 (2)葉がやや枯れた株 (3)結実の多い株 (4)葉が枯れた株 (5)葉が健全な株
解説:(1)〜(4)5月下旬になって気温の上昇もあり、葉枯れが目立つようになりました。夏は生育休止期になります。葉枯れの進み具合は個体差、又は植わっている場所の条件で差があるようです。

黄変した葉は、ワラジムシが食べています。

結実したものは十分肥大していて発芽能力を持っていると見て間違いない。地表に球根(根茎)が現れてしまっているものもあって、これらは掘り上げて植え直す予定です。

(5)葉が健全な株は土壌水分が十分ある場所のに植わっている個体が多い。土壌水分が多いとは、ハウスの側面に近い場所です。ここは降雨時水分が浸みてきます。理論的にハウスの屋根に落ちた雨の半分はどちらか片方に流れ落ちるので、一般的な路地よりじめじめしやすい。

鉢植えシクラメンならばすぐに根腐れや球根腐敗を起こしそうな環境であるにもかかわらず、この原種シクラメンにとっては非常に良い環境とは言えないものの、葉を多く付けるには都合の良い条件なのかもしれない。

尚、実生苗はまだ小さな葉を付けている。

管理面では、施肥、水やり、薬剤散布、枯れ葉取り等は行っていない。今まで行ったことは、ここに植えたことだけ・ ・ ・。
2011年6月17日 生育期終了
掘り上げた球根 収穫した種子 害虫 解説:(1)6月中旬になってほぼ葉は枯れました。それで思い切って球根(便宜上そう呼ぶ)を掘り上げました。それと同時に実っていた種子も収穫しました。

球根を掘り上げた理由は土壌改良と、もう少し条件の良い場所へ植え直すためです。

この場所はハウス内なので土壌水分が少ない場所があって、その様なところはどうしても生育や結果が良くなかったためです。
(1)掘り上げた球根 (2)収穫した種子 (3)害虫
それともう少し日照条件の良い場所で育ってもらいたいという考えからです。一番大きな球根は直径が10cm程度でそれほど大きくはありませんが、年数は十数年経っています。条件が良ければもっと大きな球根の育っているものなので、決断した次第です。

日照条件が悪くてもそれなりに育っていたのは、この植物が強いと言うことに他なりません。

(2)これらの種子は放っておいても自然に芽が出て育つものですが、どうも効率が悪いことに気が付きました。その一番の理由は、(3)のワラジムシやダンゴムシによる食害です。

主な食害箇所は葉や種子もその可能性がありそうです。球根そのものは大丈夫そうです。それで今年は私自ら播くことにしました。播種時期は涼しくなってからなので、しばらく保管となります。
2011年6月25日 定植他
定植場所 間隔 土を掘る 深さの確認 土をかける 均す
(1)定植場所 (2)間隔 (3)土を掘る (4)深さの確認 (5)土をかける (6)均す
終了 種子の様子 解説:(1)梅雨に入って球根を掘り上げたので一安心と思いきや、 結構晴れ間が広がったり、気温が上がったりと気が付いたら乾燥が進んでいたので、植えることにしました。

画像手前が以前の定植場所で、奥の色が濃いところが新たに植える場所。これで今までよりいくらか日照条件が良くなります。

土作りは完熟堆肥を土の表面が見えなくなる程度散布し、深さ30cm程度耕起した。石灰を含めそれ以外のものは 撒いていない。
(7)終了 (8)種子の様子
(2)定植間隔は15〜20cm取ったつもり。(3)〜(7)植え方は移植ごてで穴を掘って、上下を確認し球根が完全に隠れる様に覆土し最後に土を均して終了。全部で15球程植えた。しばらくは動きは無い。暑さの盛りが過ぎて過ごしやすくなってきた頃、動き出す。

尚、定植後水やりは行っていません。また、球根の消毒も行っていません。

(8)は6月17日に収穫した種子のその後。鞘が自然に裂けて中から茶色の種子がこぼれ落ちてきた。大きさは乾燥前で、2〜3mm×3〜4mm位で角がある。一つの鞘からは20〜30粒ほど取れる。
2011年9月1日 開花始まる。
全体の様子 花の様子 株元の様子 他の株 解説:先月の台風接近、通過と共にそれまでの猛暑も運び去ってくれた様な陽気です。

その後しばらく涼しい気温が続いていたので、「もしかして・・・」と見てみたらはやり咲いていました。
このシクラメンは気温に敏感なのでもう以前の猛暑は復活しないでしょう。
(1)全体の様子 (2)花の様子 (3)株元の様子 (4)他の株
まだ、早い株が咲き始めた段階で、本格的な開花はもう少し先になります。所々花弁に切れ込みが入っているのは、害虫に食われたためです。その害虫とはたぶんワラジムシです。にっくきワラジムシめ〜・・・。

ちなみに雑草が生えているように見えるのは、三つ葉です。この後シクラメンの葉が展開してきたときに邪魔になるようであれば、取り除きます。それまでは我が家の食卓で活躍します。
2011年9月4日 播種。
乾燥させた種子 粒の様子 育苗箱 土を入れる 播く 覆土
(1)乾燥させた種子 (2)粒の様子 (3)育苗箱 (4)土を入れる (5)撒く (6)覆土
解説:(1)6月に収穫した種子は室内で乾燥させていました。(2)水分が抜けてだいぶ種子は小さくなりました。角張っていて、茶色から焦げ茶色の種子がたくさん取れた。

今年は8月に台風が通過した後、涼しくなったのでその時撒いても良かったのですが、まだ8月では猛暑が復活する可能性があったため、9月になるまで待って、播種に踏み切った次第です。

(3)鉢は育苗箱を使用した。種子量が多かったためそうした。(4)用土は鹿沼土と粘質土小粒の等量混合に完熟堆肥を全体の1割程度混合したもの。これはたまたま他の苗を植えた土が残っていたため、使用することにしたもの。地植え栽培で放任であっても自然に発芽することから、土質にはうるさくないと考えている。

用土は育苗箱の高さの8割くらいまで入れて均してある。

(5)種子はなるべく重ならないように撒いたつもり。本当はもう少し間隔を取って播きたい。(6)覆土は種子が完全に隠れる様にする。それで育苗箱の高さの9割まで用土が入った。

最後に底から流れ出るくらい水を与えて終了。以降、用土の表面が乾いてきたら同様に与える。

その後の置き場所は日陰で良い。発芽までは1ヶ月程かかる。
2011年9月17日 見頃を迎えて。
全体の様子 花の様子 コイル状の花柄 葉の様子 解説:(1)(2)球根の定植から3ヶ月近く経ち、花は見頃を迎えました。ピンク色の花は少し離れて見ると、蝶が舞っているようにも見えます。

今年は花の高さが良く揃っているので余計にきれいに見えます。

これだけの数、咲いていると特有の良い香りが漂う・・・と言うより充満しています。
(1)全体の様子 (2)花の様子 (3)コイル状の花柄 (4)葉の様子
今年の開花は台風が遠ざかった後の涼しい空気で促されたような気がします。その時最低気温が12℃代になりました。それ以降暑さが戻ってもどんどんつぼみを伸ばしていましたから。

(3)早くに咲いた花はすでにコイル状に丸まって地際まで降りてきています。(4)また、早い株は葉が展開し始めました。これから冬の間光合成をして球根を太らせます。

まだ冬の厳しい冷え込みが来るまでには期間があるので、しばらくはこの控え目な花を楽しめそうです。
2011年10月18日 開花最盛期を過ぎて。
地植えの様子 発芽 実生苗 解説:(1)当地方10月に入って最低気温が一桁台に下がることが多くなってきました。開花は盛りを過ぎて数が少なくなってきています。

現在は花が終わるのを待っていたかの様に葉を多く展開してきています。注意深く見てみると、葉形と葉色に個体差があることに気が付きます。
形では円に近いもの。長葉のものと両者の中間。色では濃いものと白っぽいものです。
(1)地植えの様子 (2)発芽 (3)実生苗
これらは元の数株を除いて、自然交雑で生じたものです。これらの種は花粉が漂っていって容易に交配をしてしまうので、特定の形質を維持するには、一つの栽培場で一つの種類のみ育てる様にしなければならない。それは開花期が一致するものに関してですが。

(2)9月に播いた種子が発芽を始めました。中央の白っぽいものが未展開の葉です。葉柄が曲がっているので見つけることが出来ます。(3)は展開した葉と小さな球根です。これは同一株ではなく、別々のものです。葉にしても球根にしてもまだ非常に小さく、直径が3〜4mmしかありません。シクラメンの初期はこの様な形態です。

現在の管理は土の表面が乾いてきたら水を与えているだけです。日照と温度は自然条件です。11月以降は最低気温が氷点下になる日も出てくるので、その時は発芽の様子を見て管理を考えます。
2011年11月1日 秋は深まって。
地植えの様子 花の様子 実生苗の様子 個々の様子 解説:(1)開花期は終盤で、すでに開花を終えた株もあります。それらは花柄がゼンマイ状に丸まっています。

(2)この程度の開花数でも10坪のハウス全体に香りが漂っています。

このところ朝は0℃に近い冷え込みが多くなって来ましたが、まだ寒さの影響は見られません。
(1)地植えの様子 (2)花の様子 (3)実生苗の様子 (4)個々の様子
(3)(4)先月中旬、最初の一つが出てきて「遅いな〜」と思っていて、その後気に止めていなくて、気が付いたときには子葉が多く広がっていた。これで出揃ったのではなく、まだ出てきそうです。

この時点で葉色に違いが見られるので、早い段階で選別が出来そうです。管理面は現時点では水やりのみです。施肥や薬剤散布は行っていません。そろそろ日が傾いてきたので、もう少し日当たりの良い場所へ移動したいところです。
2011年12月1日 冬になって。
地植えの様子 実生苗の様子 個々の様子 偶発実生 解説:秋以降最も冷え込んだ日は−2℃位になっています。それでも良い状態です。

(1)先月まで多く咲いていた花はほぼ終わりました。株の生育は旺盛で葉が多く展開してきて地面が見えないほどです。

これならばもう少し間隔を空けて植えても良かったかもしれません。
(1)地植えの様子 (2)実生苗の様子 (3)個々の様子 (4)偶発実生
(2)実生苗の方はほぼ出揃いました。自然交雑種子なので葉の色、模様、形が変化に富んでいます。(3)播種時は細かいことを考えずに適当(いい加減に)に播いたのに、結構分散して発芽してきたことに驚いた。

日照時間が少なくなって土が乾きにくくなってきたことから、管理は放任に近い。今後は生育を促すために他の(もっと日照条件の良い)ハウスへ移動させるか検討中。

(4)は自然にこぼれ落ちた種子から発芽してきたものです。中央の丸い小さな葉がそれです。周囲のものは三つ葉です。これを見ると(2)と同じ頃発芽したと思われます。

このことからあえて種子を回収して播かなくても良いと思いがちですが、得られる苗の数は人の手で播いた方が多いので、確実に増やすのであれば、手を掛ける必要がある。
2012年1月1日 真冬になって。
鉢植え 実生苗の様子 個々の様子 解説:地植えの方は−7℃台の冷え込みで動きがないので省略します。代わりに鉢植え株が一つあったので取り上げます。(1)

これは以前椿の苗を植えていたポットで、偶発実生によって原種シクラメンが生えてきたものです。原種シクラメンの種子がどの様にしてこのポット内に運ばれたのかは定かではありません。

この秋に1輪だけ花を咲かせました。その後葉を数枚展開して現在はご覧の通りです。
(1)鉢植え (2)実生苗の様子 (3)個々の様子
現在は室内の取り込んでいますが、それまでは−5℃台の冷え込みで鉢は凍っていました。それでもダメージはなさそうです。
(2)は実生苗のその後です。こちらも迷ったあげく室内に取り込みました。窓辺に置いてありますが、生育は感じられない。後から発芽してきたものが幾つか見られる程度です。

(3)近くに寄って見ると葉が日の差す方に傾いているのが良く分かる。そう言うことで生きていることを感じさせる。管理は水やりのみですが、室内に取り込んでからは一度も与えていません。葉がしなっとしてきたので、そろそろ与えなければなりません。
2012年2月1日 大寒を過ぎて。
実生苗の様子 個々の様子 解説:印象は先月からそれほど変わっていません。混み合っているところはやや間延び気味になったくらいです。

室内管理ですが悪い病気や枯死はありません。

今注意深く見ても発芽して間もない小苗があり、それと比べると葉が大きくなっていることを確認できます。葉は一株当たり一枚で、日の差す方向に向いています。
(1)実生苗の様子 (2)個々の様子
無加温ハウスでも越冬するくらいなので、寒さでだめになってしまうことは心配ないので楽と言えば楽。今はたまに水を与えているだけです。
2012年3月1日
実生苗の様子 個々の様子 解説:(1)室内管理でも気温が低かったことから、先月と比べても大きな変化は見られません。それでも幾らか日差しが強くなったり気温の上昇で土が乾きやすくなったことは事実です。真冬より気を付けて土が完全に乾かないようにしています。

(2)この様に撮してみると、葉柄が伸びています。それと日の差す方向に傾いたのでたまに向きを変えています。今後室内に日が差し込む間は同じ管理を行う予定です。
(1)実生苗の様子 (2)個々の様子
2012年4月1日 春になって。
地植えの様子 実生苗の様子 ポット苗の様子 解説:彼岸を過ぎたことから寒さに対する心配はなくなりました。(1)冬期間は葉が地面にくたっと伏せていたり、部分的に茶色になったり、カビが生えたりと心配の種が絶えなかったのですが、気温が上がってきたら、生気を取り戻しました。

昨年と比べても葉数が多く良い状態です。この冬は2月に−14℃位まで下がりました。この気温は原種シクラメンを育て始めて最も低いものです。しかし、悪影響は見られませんでした。
(1)地植えの様子 (2)実生苗の様子 (3)ポット苗の様子
こうなるとどこまで耐えるのか、試してみたくなりました。

(2)実生苗は室内越冬だったので、全く寒さの影響は見られません。変わったことは葉柄が伸びてきたこと位です。6月頃には葉が枯れることから、このまま行くべきか、鉢上げするべきか、悩むところです。

(3)こちらは昨年秋以降鉢上げして、無加温ハウス内で越冬させたものです。ハウス内とは言っても無加温では明け方外気と同じ気温にまで下がるので、真冬は凍結していましたが現在は溶けています。気になることは幾つかは枯れたものがあることです。

その枯れたものは小さい球根ではなく、ある程度大きいものだったので、苗の大きさで耐寒性が異なると言うことはなさそうです。枯れた原因がはっきりしないため、今後検証が必要です。
2012年5月1日 桜が咲いて。
実生苗の様子 個々の様子 ポット株の様子 ポット苗の様子 解説:4月中旬になって朝の冷え込みが無くなってから、室内から屋外の無加温ハウスへ出しました。

冬期間の日照不足の影響で葉焼けを起こす事を心配しましたが、何事もなかったかの如く落ち着きました。
(1)実生苗の様子 (2)個々の様子 (3)ポット株の様子 (4)ポット苗の様子
(1)(2)冬期間全く育っていない様に思っていましたが、良く見てみると葉数が増えていて小さな葉が出てきていることが確認出来ます。それで一球当たり葉数が2〜3枚になっている様です。

(3)は今年1月の(1)で、昨年開花済み株です。室内で日に当てていましたが、大きな変化は見られませんでした。後は、秋になってどの程度花を付けるかで、今までの管理が良かったのか判断出来ると考えます。

(4)は生きているものでも葉が全て枯れてしまいました。これも秋になって状態を判断することになります。
2012年6月1日 休眠期が近づいて。
実生苗の様子 個々の様子 解説:先月、生育期間中に少しでも大きくするために液体肥料を1回与えました。それ以降生育が良くなった様な気がしています。

実際に球根も以前より大きくなっています。

地植えの親株はすでに葉を枯らしていますが、この苗はいつまでこの状態が続くでしょうか・・・と言ったところです。
(1)実生苗の様子 (2)個々の様子
現在は葉数が増えたことから土の乾きが早くなっています。晴天が続いた場合は2日に1回は与えないとしおれてしまうほどです。後は、もう1回液体肥料を与えるかどうか考えています。

しかし、これだけ葉が茂ったにもかかわらず、カビが生えたり腐ったりしていないのは感心させられます。この丈夫さがあまり手入れをしないずぼら園芸に結びついていることは事実なんですが、それを逆手にとって園芸品種では出来ない様な思い切った(非常識な)管理が出来そうな気がしています。
2012年7月1日 夏になって。
全体の様子 球根の様子 解説:(1)6月中旬になって葉枯れが進んだことから置き場所は日照条件の悪いところへ移動させました。その後、水やりを忘れたりしたこともあって地上部はきれいになりました。

(2)表土を少し取り除くと、小さな球根がぞろぞろと出てきました。この込みようは都市部の通勤列車並みです。

それで土がよく乾いたのか〜・・・?!
(1)全体の様子 (2)球根の様子
これで休眠になりますが、次の生育期までには植え替える予定です。
2013年1月1日 冬になって。
全体の様子 個々の様子 解説:昨年9月になって芽が動き出したので、鉢上げしました。鉢は9cmポリポットで、土はその辺にあったものです。

芽が伸び始めた球根を植えたにもかかわらず、昨秋は残暑が続いていた影響で、その後目立った動きは無く、枯らしてしまったのかと思わせた。

季節は進んで、最低気温が氷点下を下回るようになってから徐々に葉が増えてきた。
(1)全体の様子 (2)個々の様子
この時期になっても最初の葉を伸ばし始めたものもあります。逆に全く葉が出ていないものは球根が腐っていることを確認しています。

現在は、加温ハウス内へ移動させて凍らせない程度の温度管理です。水やりは土の表面が乾いてから与えています。問題は肥料をどうするか・・・検討中です。
2013年2月1日 大寒を過ぎて。
全体の様子 個々の様子 解説:屋外では最低気温が−10℃を下回る日がたまにあります。

ハウス内では日が延びたことで晴れた日中はぽかぽか陽気です。

秋に鉢上げした球根は、たまに見回っていて葉数が増えて順調に生育している様に思っていましたが、実際にはほとんど現状維持だった様です。

今、葉の出ていないポットは球根が腐敗や枯死したものです。
(1)全体の様子 (2)個々の様子
現在の主な条件は、置き場所は加温ハウス内の日当たりで、水は表土がよく乾いてから与えています。それで湿っているポットと、乾いているポットがあります。病害虫発生はありません。
2013年3月1日 啓蟄近づく。
全体の様子 個々の様子 解説:2月は初旬に一時的に暖かくなったものの、その後は低温傾向で降雪も多くハウス内でも冷蔵庫状態が多かった。

それで生育状況に大きな変化は出ていません。それでも良く見ると葉が少し大きくなったかな・・・、葉が1枚増えたかな・・・と言った状態です。
(1)全体の様子 (2)個々の様子
現在の管理は、数日に1回の水やりのみです。
2013年11月1日 冬が近づいて。
花の様子 解説:初夏までに葉は全て枯れて、あまり良い管理を行えなかったことから気にも止めていませんでしたが、最低気温が5℃を下回るようになってから、一つ(株)だけ花を咲かせていることに気が付いた。「よく咲いたな〜・・・」と言うのが正直なところ。

何が一番驚いたのかと言いますと、葉が枯れてから開花まで完全断水状態だったことです。それでも花の大きさや色は典型的なものです。他の株は葉が伸び始めています。

今後は水くらいは与えるつもりです。
(1)花の様子
現在の管理は、数日に1回の水やりのみです。低日照、低温等でかなり長い間隔の水やりになっています。
2014年4月6日 耐寒性の検証。
株の様子 解説:耐寒性が強い植物でも、地植えで根が土で守られているから寒さの影響をあまり受けずに越冬する場合があります。本当に強いかどうかは、鉢植えで越冬させるとはっきりします。

写真は一般的なヘデリフォリウムの鉢植えです。この株は昨年秋から今日まで屋外軒下で越冬させました。その間、土は凍結していました。
この冬は暖冬でしたが、それでも最も冷えたのは−11℃位に2回、その他−10℃台に数回は遭っています。水やりは夏場と同じ様に与えていました。

結論としましては、何事も無かったかのごとく生きています。無加温ハウス内株との比較では、こちらの方が葉が小さいことと、数が少ないです。このことは真夏に葉を落とす性質から、球根の肥大には悪影響になるかもしれません。